【三菱 トライトン 新型】復活した古豪、三菱ラリーアートがアジアクロスカントリーラリー連覇に挑むレースカーを発表[詳細画像]

三菱 新型トライトンと三菱 デリカD:5(奥)
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  • 三菱 新型トライトン
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チーム三菱ラリーアートは8月13日にタイで開幕する「アジアクロスカントリーラリー2023(以下AXCR2023)」に新型『トライトン』を投入し、3台体制で連覇を狙う。

◆名門の復活

2022年、初参戦ながらアジアクロスカントリーラリーで総合優勝を飾ったチーム三菱ラリーアート。この大会は、三菱自動車がラリーアートの名の下でモータースポーツ活動に復帰した最初のイベントであった。

同チームはかつて、世界ラリー選手権(WRC)では1996年から4年連続でドライバーズチャンピオンを獲得し、ダカールラリーでは2001年から前代未聞の7連覇を達成するなど華々しい成果を収めた。こうした戦績から、自動車ファンの中には『三菱=ラリーカー』というイメージを持っている者も少なくないだろう。

そんな名門であるチーム三菱ラリーアートが今回AXCR2023に導入する新型『トライトン』とはどのような車なのか。

◆湧き上がる溶岩のエネルギーがモチーフ

川を渡るためのシュノーケル(吸気ダクト)を車体右前方に装着川を渡るためのシュノーケル(吸気ダクト)を車体右前方に装着

車体外装は、2023年3月のバンコク国際モーターショーで披露された「岩石」のモチーフを進化させる形でデザイン。レッドとブラックのカラーリングが湧き上がる溶岩のエネルギーを表している。

ロールケージやアンダーガードなどの堅牢なラリー装備を装着しているが、カーボン製パーツの採用と内装部品の大幅な軽量化で、従来より一回り大きいボディに従来同等の車体重量が実現された。

車体後方からはロールケージが確認できる車体後方からはロールケージが確認できる

◆見た目だけではない

ベース車でのトレッドの拡大に加え、ラリー専用の前後サスペンションや前後LSDを装着し、軽快かつ安定したハンドリング性能を実現。オフロードタイヤは2022年と比べナロータイプのものが採用されており、悪路での走破性も向上した。心臓である2.4リットルディーゼルターボエンジンも徹底したチューニングと新しいターボチャージャーの搭載で全域で出力が向上している。

今年はどのような活躍を見せてくれるのか。引き続き注目だ。

三菱 新型トライトン三菱 新型トライトン
《岩澤秀造》

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