1台限りのロールスロイス『ファントム』、車体が4色に変化…欧州発表

ロールスロイス・ファントム・シントピアとファッションデザイナーのイリス・ヴァン・ヘルペン氏
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  • ロールスロイス・ファントム・シントピア
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ロールスロイスモーターカーズ(Rolls-Royce Motor Cars)は3月6日、1台限りの『ファントム・シントピア』を欧州で発表した。オランダ出身のファッションデザイナーのイリス・ヴァン・ヘルペン氏とのコラボレーションによるワンオフモデルだ。

ロールスロイスのビスポーク・コレクティブは、ワンオフのペイント「リキッド・ノワール」を開発した。この塗装は太陽光の下では虹色に輝き、見る角度によって、パープル、ブルー、マゼンタ、ゴールドの色調が現れる。この効果を得るために、ロールスロイスで使用されている最も濃いソリッドブラックの塗装の上に、色を変化させる効果のある鏡面顔料を使用した仕上げが施された。繊細で上品な輝きを加えるため、チームはクリアコートに顔料を塗布する全く新しい技術を開発した。このプロセスには、テストと検証に数カ月の期間と3000時間以上が費やされた。

ボンネットには、インテリア全体を飾る「ウィービング・ウォーター」のモチーフが表現された。これは、仕上げの工程で顔料を丁寧に再塗装させることで生み出されている。

コーチドアを開けると、頭上には「ウィービング・ウォーター・スターライト・ヘッドライナー」が広がる。これはロールスロイスの特長のひとつのヘッドライナーとして、過去最も製作が難しいものだったという。このヘッドライナーには、1000枚以上の皮革から選び抜かれた傷ひとつない一枚革が使われている。

《森脇稔》

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