イタリアのベルトーネ(Bertone)は12月21日、新型ハイパーカー『GB110』を欧州で発表した。33台を限定生産する予定だ。
イタリア・ミラノに本拠を置くデザイン会社が、ベルトーネだ。1912年以来、ランボルギーニ『ミウラ』や『カウンタック』、アルファロメオ『クーペ・ベルトーネ』など、数々の名車をデザインしてきた。しかし同社は、2014年に破産した。その後、2020年にマウロ・リッチとジャン=フランク・リッチのリッチ兄弟が、ベルトーネに関する権利を取得。ベルトーネの創業110周年に合わせて、ベルトーネブランドを復活させ、新型ハイパーカーのGB110を発表した。
GB110の外観は、1960~1970年代の前衛的なベルトーネデザインに敬意を表したものだ。内燃エンジンは、最大出力1100hp、最大トルク112.2kgmを発生する。トランスミッションは7速で、駆動方式は4WD。0~100km/h加速2.79秒、0~200km/h加速6.79秒、0~300km/h加速14秒、最高速380km/h以上の性能を可能にした。なお、GB110は、プラスチック廃棄物から生成された燃料で走行する、としている。