ステップワゴンとフリード+をペットイベントに展示、愛犬家とのコミュニケーションも活発に…ホンダアクセス

Honda Dogブース(しっぽフェスタ2022)
  • Honda Dogブース(しっぽフェスタ2022)
  • マルチーズ×キャバリアのミックス、ロイちゃん(体重は9.5kg)
  • Honda Dogブース(しっぽフェスタ2022)
  • ペットシートプラスわん2
  • ホンダ フリード+
  • ホンダ フリード+
  • フリード+のアンダーラゲッジスペース。ペット用のカート(バギー)のフレームがぴったり収まっている
  • Honda Dogブース(しっぽフェスタ2022)

ホンダアクセスは、11月26-27日に国営昭和記念公園(東京都立川市)で開催されたドッグイベント「しっぽフェスタ2022」にHonda Dogブースを出展。ホンダ『ステップワゴン』と同『フリード+』、サイズ違いのミニバン2台に愛犬用アクセサリーを装着し、特徴や使い方を紹介した。

◆注目集めるステップワゴンとフリード+

今回で13回目となったしっぽフェスタは、昭和記念公園内の無料エリア「みどりの文化ゾーンゆめひろば」で行われた。入場料不要で気軽に訪れることができる、オープンな雰囲気のドッグイベントだ。ドッグスポーツ「エクストリーム」の大会や、愛犬との暮らしに関するセミナー、一緒に楽しめる迷路やヨガ、ペットフードやグッズのショップなど様々なコンテンツが用意されており、多くのわんこ連れで賑わっていた。

ドッグスポーツ「エクストリーム」のチャンピオンシップ全国決勝大会ドッグスポーツ「エクストリーム」のチャンピオンシップ全国決勝大会

Honda Dogは3年ぶりの出展。3列シートのミドルクラスミニバン、ステップワゴンは今春新型になったこともあり注目度が高い。先月長野で開催された「アウトドアドッグフェスタin八ヶ岳」でドッグイベント初展示した際も多くの人を集めていた。「わんちゃんを乗せて、荷物をたくさん載せても余裕のある車内空間の広さが家族の多い方に好評です。ここで初めて目にするという方も少なくないので、実際に乗ってもらったりシートアレンジを試してもらったりしました」(担当者)。

一方、2列シートで広い荷室空間を備えるコンパクトミニバン、フリード+も負けていない。担当者によれば「以前から愛犬家の支持が厚い車種」とのことだ。ミニチュアダックスフンドのリリちゃんの飼い主さんは、「やっぱりスライドドアは便利ですよね。ミニバンから乗り換えて今はコンパクトカーに乗っていますが、その後キャンプを始めたので、もう少し荷物が積めて車内が広いクルマがいいなと思っています」と話す。とは言え、東京近郊は狭い道や駐車場が少なくない。そんな場所でもハラハラせずに運転できるサイズのフリード+は魅力的に映ったようだ。

純正アクセサリーのラゲッジトレイを装着したフリード+のアンダーラゲッジスペースには、ペット用のカート(バギー)のフレームがぴったりと収まっていた。街中のおでかけや高齢犬、多頭飼いの場合はカートが活躍する。様々なサイズのものが販売されているが、大型のものは車内に積み込んだ際どのくらいのスペースを取るか気になるところ。これまでは口頭で説明していたが、実際に見てもらうのが一番、ということで今回「満を持して用意した」そうだ。

ホンダ フリード+ホンダ フリード+

◆様々なケースに対応した専用アクセサリー

クルマには、愛犬用アクセサリーを装着。助手席に取り付けられていた「ペットシートプラスわん2」は小型犬用のソフトケージだ。一昨年のリニューアルで高さをアップし、トイプードルなど体高のある小型犬にも対応している。前面と側面にメッシュの窓が設けられており圧迫感が少ない。飼い主と愛犬がお互いの姿を確認できるため、安心感も高まるだろう。

ペットシートプラスわん2ペットシートプラスわん2

後席用の「ペットシートマット」は前後のヘッドレストに紐をかけて使用する。「ペット車外飛び出し防止リード」と組み合わせて使うことができ、多頭飼いにも向いている。汚れやペットの抜け毛がシートつくのを防ぐことができ、自宅で洗濯可能なのでお手入れも簡単だ。

「ペットシートサークル」は、25kgまでの重量に対応しており、中型犬や小型犬2頭といったケースに適している。こちらも車外飛び出し防止リードと併用可能。底面にはしっかりしたボードがあり、安定したつくりになっている。マルチーズとキャバリアのミックス、ロイちゃんの飼い主さんは、「サークルの前方には支えがないけど意外とグラグラしないんですね。ロイも落ち着いた様子なので、気に入ってるんだと思います」と話していた。

マルチーズ×キャバリアのミックス、ロイちゃん(体重は9.5kg)マルチーズ×キャバリアのミックス、ロイちゃん(体重は9.5kg)

また、これまでは展示エリアの一角に写真撮影用のパネルを設置していたが、今回は初めてクルマのラゲッジルームや前方にフォトスポットを用意した。「ペットイベントにはクルマそのものに興味があるというよりも、わんちゃんとおでかけする時の手段として捉えている方が多い。そういった方にとって近寄りがたい雰囲気にならないよう、楽しく気軽に訪れてもらえるようなブーズづくりを心がけました」(担当者)という。テーマはグランピング。会場に合わせて、アウトドアのイメージを盛り込んだ。

◆イベントで愛犬家との接点を増やす

ホンダ車純正アクセサリーを手掛けるホンダアクセスは、2014年から愛犬用カーアクセサリー・Honda Dogシリーズを展開している。商品はホンダカーズのディーラーだけでなくECショップでも購入することができるが、いつでもどこでも実際に手に取ったり、愛犬を乗せて試せるわけではない。そのため、イベントには精力的に出展し、愛犬家との接点を増やしている。東京だけでなく、愛知や大阪のペットイベントやアウトドアイベントにも参加し、取り組みや製品を紹介してきた。

Honda Dogブース(しっぽフェスタ2022)Honda Dogブース(しっぽフェスタ2022)

会場で聞いた愛犬家の声は、商品開発に活かされている。これまでも意見や要望を取り入れた新製品の発売やリニューアルを行ってきた。コロナ禍の影響でしばらく見合わせていたというが、今回は商品企画の担当者もブースに立った。愛犬とのカーライフや出かける際の困りごと、クルマやアクセサリーに対する意見を聞く。

「『こんなアイテムがあるんですね!』という感想をいただいたり、『フィット』や『N-BOX』などにも付けられるか? という質問を受けたりしました。ペットシートプラスわん2やペットシートサークルはもちろん、ペットシートマットも普通車用と軽自動車用、2つのサイズを用意しているので、他車種にも装着可能です。クルマが気になるから、愛犬用アクセサリーを試せるから、フォトスポットで撮影したいから…どんな理由でも良いので、ブースに立ち寄ってもらえたら嬉しい」とホンダアクセス商品企画部 宇戸ひとみさんは話す。

今回は、例えばペットシートマットの使い勝手や加飾アイテムのカラーバリエーションについて要望があったという。「ペットシートマットはファスナーを開くと隣に人が座れるつくりになっていますが、前席側を固定したり分割できるようになれば、シートもよれないしもっと使いやすくなるといった声をいただきました。また、インテリアステッカーについてはグレー1色なので、ピンクやオレンジなどのカラーでもっと目立たせたいというリクエストもありました」(宇戸さん)

ペット用のカーゴマットなど荷室に乗せることを想定したグッズも用意してほしいという意見があるそうだが、ホンダアクセス(Honda Dog)としては「わんちゃんも家族の一員なので、人が乗る場所に安全に乗れるアイテムを提供する」ことをポリシーとしてる。助手席に装着できるペットシートプラスわん2は、エアバッグが展開した際にも干渉しないよう計算して作られているなど、安全への配慮はクルマの純正アクセサリーメーカーとして譲れない部分だ。宇戸さんは、様々な要望に耳を傾けながら、利便性と安全性を両立するアクセサリーを作っていきたいとし、「リアルな意見を聞けるイベントはとても大切な環境だと思っています。『こういうアイテムがあるととても便利』『いつも楽しくおでかけしています』といった声をいただけるのが一番励みになりますね。わんちゃんも人も楽しく快適なカーライフを送れるようなアイテムを、これからも展開していきたい」と語った。

《吉田 瑶子》

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