トヨタ、モビリティ技術も活用した次世代アリーナ2025年秋開業…メガウェブ跡地に

新アリーナプロジェクト合同発表会
  • 新アリーナプロジェクト合同発表会
  • トヨタ自動車の早川茂副会長
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  • トヨタ不動産の山村知秀社長
  • TOKYO A-ARENA(仮称)
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  • トヨタアルバルク東京の林邦彦社長
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トヨタ自動車、トヨタ不動産、トヨタアルバルク東京は8月29日、東京・江東区のショールーム施設メガウェブ跡地に約1万人収容できる次世代アリーナを建設し、2025年秋に開業すると発表した。

次世代アリーナの『TOKYO A-ARENA(仮称)』は、メガウェブ跡地のうちの約2万7000平方mの敷地を使い、一部プロバスケットBリーグ1部のアルバルク東京がホームアリーナとして利用するほか、バレーボールや卓球などの室内競技を始め、パラスポーツ、eスポーツなど様々なスポーツでの活用を想定している。さらにトヨタのモビリティ技術を活用した未来型サービスも提供していくという。

トヨタ自動車の早川茂副会長は同日都内で開いた合同発表会で「このアリーナで可能性に挑戦するアスリートの熱気と情熱に触れることができれば、多くの人が勇気づけられ笑顔になれると信じている。さらにモビリティカンパニーとして、モビリティ技術を活用した新しい観戦体験の可能性にも積極的に挑戦していきたいと考えている」と述べた。

アリーナの開発を担当するトヨタ不動産の山村知秀社長はTOKYO A-ARENAについて「収容人数は約1万人。アリーナは3つの施設で構成される。メインアリーナ、サブアリーナ、そしてアルバルク東京の新本拠地となるアルバルク棟」と紹介。

また「アリーナの外部にはファミリーパーク、そしてスポーツパークの2つの屋上空間がある。これらを多様な使い方をすることによって365日、にぎわいがアリーナの内側だけでなくて、外側にも創出されていくことを期待している」とも話した。

アリーナを運営するトヨタアルバルク東京の林邦彦社長は「このアリーナはアルバルク東京のホームアリーナとしてバスケットボールの魅力を多くのファンの皆様に届けることに加え、バスケットボール以外のインドアスポーツや、スケートボード、BMXなどのアーバンスポーツ、パラスポーツなど様々なスポーツの魅力を広めていきたいと思う。また観戦の楽しみ方を多彩に広げる企画シートやスペース、飲食可能な部屋やビジネスシーンでも使えるVIPスペース、ラウンジなど多様な楽しみ方を提供したいと考えている」と説明。

さらに「このアリーナはトヨタのモビリティ技術やパートナー技術を活用してお客様の観戦体験向上に挑戦していきたいと考えている。例えばアリーナでの飲食やグッズの購買体験、モビリティ技術を活用することで敷地やアリーナ内のショップが来るたびに変わっていったり、並ばなくても自席から飲食、グッズが購入できるなどアリーナ内での体験を今まで以上に快適にすることができる可能性があると考えている。また一般的にはストレスのある体験と捉えられることが多い観戦前後の移動もこれまでにないエキサイティングな体験に変えていくために、様々なアイディアを構想している」ことも明かした。

2021年末に閉館したメガウェブはトヨタやレクサスブランドの車両展示を始め、試乗体験ができたほか、新型車の発表会としても使われたが、早川副社長はメガウェブのかつての機能の継承に関して「今度のアリーナではできないなと思っているのは、その敷地の中での試乗になる。おそらく発表会や新しい形のクルマの見せ方とか、アリーナの敷地内、アリーナの中でのモビリティの新しい実験とかは、いろんな形で是非やっていきたいと思っている」との考えを示した。


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《小松哲也》

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