テラモーターズは6月23日、物流施設にEV充電インフラ「テラチャージ」の導入提案を開始するにあたり、先着100基の無料提供を行うと発表した。
テラモーターズは分譲マンションを対象に、導入無料のEV充電インフラ「テラチャージ」事業を2022年4月に開始した。テラチャージではEVの充電設備だけでなく、充電時間の設定や料金決済を行う専用アプリ、管理クラウドサービスの提供開始に必要なマンション管理組合等への説明、充電設備の設置工事、ハードおよびソフトの管理運営までを一貫して担う。
分譲マンションについては順調に導入が決定しているため、同社では自治体やホームセンター、パチンコ店、コインパーキング、ゴルフ場など他領域への導入提案を開始。それぞれ先着100基のEV充電インフラを無料提供すると発表している。今回、これらに続き、物流施設に対してEV充電インフラの導入提案を開始する。
日本では脱炭素社会の実現に向けて施策が進められているが、国内のCO2排出量のうち18.6%を運輸部門が占めている。物流業界ではCO2の削減やSDGs、グリーン経営認証取得に向けた取り組みが注目されており、その一環としてEVトラックの導入検討が進んでいる。しかし、EVトラック導入にはEV充電設備も必要となるため、コスト面で導入に踏み切ることが難しいという課題がある。
そこでテラモーターズでは、物流施設へEV充電インフラ導入を提案。それに伴い、まずは先着100基を無料で設置し、導入・運用がしやすいEV充電インフラとしての理解を深めてもらう。同社は引き続き周辺領域への無料導入についても展開していく計画だ。