JAL傘下のジップエア、尾翼の「Z」を削除---デザイン変更[新聞ウォッチ]

ジップエア:従来デザイン
  • ジップエア:従来デザイン
  • ジップエア:新デザイン
  • ジップエア:デカールによる新デザイン暫定仕様
  • エキマトペ:アナウンスや電車の発着などの音情報を文字や手話で表現
  • エキマトペ:アナウンスや電車の発着などの音情報を文字や手話で表現

そこまでやらないでも、と少し考え過ぎとも思うのだが、日本航空の子会社でLCC(格安航空)のジップエアが、機体に「Z」の文字をあしらった現在のデザインを変更するという。

きょうの各紙にも「機体『Z』消します」などのタイトルで取り上げているが、背景にはウクライナを侵攻するロシア軍が「Z」の文字を使用していることなども考慮したとしている。

記事によると、変更するのは機体のデザインのうち「Z」の文字をあしらった垂直尾翼部分。このデザインは、社名の頭文字から考案されたが、同社は「ポストコロナに向けてさらなる飛躍を期待し、デザインの一部を変更した」としているが、戦闘長期化でウクライナ侵攻を続けるロシア軍が「Z」の文字を使用していることも考慮。2023年春までに灰色を基調に黒と緑、白を使った横しまの模様の新たなデザインに順次、変更するそうだ。

ジップエアは日本航空傘下の国際線のLCC会社で2018年に設立、現在、アジアを中心に5路線を運行し、今年の12月には北米路線の成田~サンノゼ線の就航も予定しており、就航当初は週3往復程度の運航を計画しているという。

余談だが、「Z」といえば、LCCよりも日産自動車のスポーツクーペ『フェアレディZ』のほうが馴染み深い。14年ぶりにフルモデルチェンジした新型車も登場して話題となっているが、その販促用のカタログには「それは不死鳥。何度倒れても必ず蘇り、新たな境地へと途を切り拓いてゆく」と記されている。考え過ぎれば、そのコピーのほうも “意味深”だ。

2022年6月16日付

●参院選来月10日投開票 首相に3つの壁。コロナ再拡大リスク、物価高生活圧迫懸念、防衛強化財源未調整(読売・3面)

ガソリン170円超4週ぶり、2週連続値上がり、補助金40円超(読売・9面)

●自動運転向け損保発進、まず工場専用車、遠隔監視の開発も(朝日・9面)

●機体「Z」消します、ジェプエア「ロシア想起」考慮(朝日・8面)

●電車発着音など文字・手話で表示、JR東(毎日・7面)

●トヨタ 電動化成果強調、株主総会、急速な円安に懸念(産経・2面)

●車部品一時帰休相次ぐ、日産やトヨタ減産、国内雇用に影(日経・2面)

●レースEVに植物素材、大王製紙、新製法で大型部品(日経・15面)

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集