最優秀鉄道車両に京急1000形1890番台…ブルーリボン賞&ローレル賞選定 2022年

ブルーリボン賞に輝いた「Le Ciel」の愛称を持つ1000形1890番台。京急車では初めてデュアルシートやトイレを備え「最新水準の機器類を積極採用しつつ実績ある安定した仕様も踏襲し、チャレンジングな姿勢と堅実性を兼ねそなえたトータルバランスに優れた車両」として評価された。
  • ブルーリボン賞に輝いた「Le Ciel」の愛称を持つ1000形1890番台。京急車では初めてデュアルシートやトイレを備え「最新水準の機器類を積極採用しつつ実績ある安定した仕様も踏襲し、チャレンジングな姿勢と堅実性を兼ねそなえたトータルバランスに優れた車両」として評価された。
  • 京急1000形1890番台
  • 京急1000形1890番台
  • ブルーリボン賞
  • ローレル賞に輝いた東京メトロ有楽町線&副都心線用17000系。同じく受賞した半蔵門線用18000系と基本仕様を共通化。メンテナンス性と独自性を両立させ、バリアフリー設備などのサービスレベルがアップされた点が評価された。
  • 17000系とともにローレル賞に輝いた東京メトロ半蔵門線用18000系。現在4編成が運用されており、2022年度は5編成を投入。2025年度までに全19編成が出揃う予定。
  • ローレル賞に輝いた京阪3000系のプレミアムカー3850形(写真はデビュー当時)。風雅な趣があり、瀟洒で心地よい空間を提供している完成度の高さが評価された。
  • 京阪3000系のプレミアムカー3850形

鉄道友の会は5月26日、2022年の「ブルーリボン賞」と「ローレル賞」を発表した。ブルーリボン賞には京浜急行電鉄(京急)1000形1890番台が、ローレル賞には東京地下鉄(東京メトロ)17000系、18000系、京阪電気鉄道(京阪)3000系3850形が選定された。

ローレル賞に輝いた京阪3000系のプレミアムカー3850形(写真はデビュー当時)。風雅な趣があり、瀟洒で心地よい空間を提供している完成度の高さが評価された。ローレル賞に輝いた京阪3000系のプレミアムカー3850形(写真はデビュー当時)。風雅な趣があり、瀟洒で心地よい空間を提供している完成度の高さが評価された。

1958年に制定されたブルーリボン賞は、鉄道友の会の選考委員会が最優秀とした車両へ授与する賞。1961年に制定されたローレル賞は、選考委員会が選んだ候補車両を会員の投票結果を参考に選考委員会が審議し、優秀と認めた車両へ授与する賞。

選定候補はともに前年1月1日~12月31日に国内で運行を開始した営業用の新形式車両またはそれに準じる改造車両で、今回の選定では5形式・系列が候補となっていたが、2019年以来、JR車両が受賞しない年となった。

ローレル賞に輝いた東京メトロ有楽町線&副都心線用17000系。同じく受賞した半蔵門線用18000系と基本仕様を共通化。メンテナンス性と独自性を両立させ、バリアフリー設備などのサービスレベルがアップされた点が評価された。ローレル賞に輝いた東京メトロ有楽町線&副都心線用17000系。同じく受賞した半蔵門線用18000系と基本仕様を共通化。メンテナンス性と独自性を両立させ、バリアフリー設備などのサービスレベルがアップされた点が評価された。
17000系とともにローレル賞に輝いた東京メトロ半蔵門線用18000系。現在4編成が運用されており、2022年度は5編成を投入。2025年度までに全19編成が出揃う予定。17000系とともにローレル賞に輝いた東京メトロ半蔵門線用18000系。現在4編成が運用されており、2022年度は5編成を投入。2025年度までに全19編成が出揃う予定。

京急のブルーリボン賞受賞は1983年に受賞した2000系以来39年ぶり。2019年に受賞した小田急電鉄(小田急)70000形GSE以来、4年連続で大手私鉄の電車が受賞した。

一方、東京メトロのローレル賞受賞は2011年の千代田線用16000系以来11年ぶり。京阪のローレル賞受賞は2009年の3000系以来13年ぶりとなった。


《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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