アウディの次世代EVミニバン、航続は700km…ポルシェと車台を開発

EV専用に設計されているPPE車台

ツインモーターは最大出力401hp

セミアクティブダンパーを備えたエアサスペンション

アウディ・アーバンスフィア
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アウディ(Audi)は4月19日、コンセプトカー『アーバンスフィア』に次世代のEVパワートレインを搭載すると発表した。同車は、大型EVミニバンを提案するコンセプトカーだ。

◆EV専用に設計されているPPE車台

アーバンスフィアの技術的ハイライトのひとつが、「PPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)」。アウディが主導し、ポルシェも開発に参画しているPPEは、EV専用に設計されているため、テクノロジーのすべての利点を最大限に活用することが可能という。

PPEの重要な要素は、前後のアクスル間に搭載されたバッテリーモジュールだ。このバッテリーはおよそ120kWhのエネルギー容量を備えている。アウディは、前後アクスル間の車両ベースのほぼ全体を使用することにより、バッテリーをフラットにレイアウトすることに成功した。

24インチの大径ホイールと相まって、このレイアウトは、デザインの観点からだけでなく、基本プロポーションの創出にも貢献している。主な利点のひとつとして、室内長にゆとりを持たせたことにより、前席と後席の両方に充分なレッグルームが確保されている点がある。また、ギアボックスカバーやセンタートンネルが存在しないため、EVならではの空間の快適性が生み出されているという。

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◆ツインモーターは最大出力401hp

モーターは前後に合計2基搭載されており、最大出力401hp、最大トルク70.4kgmを発生する。パワフルなツインモーターは、市街地を走行するには充分なスペックという。さらに、アウディのハイパフォーマンスモデルに不可欠な4輪駆動システムの「クワトロ」も搭載している。

前後の電気モーターを電子的に制御することにより、経済性と航続を考慮しながら、必要に応じて適切に4輪を駆動する。摩擦抵抗を減らしてコースティング時のエネルギー消費量を削減するために、必要に応じてフロントアクスルのモーターを停止できる。

駆動システムの中心的要素は、800Vの充電テクノロジーだ。これにより、急速充電ステーションを利用すれば、最大270kWの出力で、バッテリーを短時間で充電することができる。充電時間は、内燃エンジン搭載車に燃料を補給する時間に近づいている、と自負する。300km以上の航続に必要なバッテリー容量を充電する時間は、10分。さらに、蓄電容量120kWh以上を備えたバッテリーは、25分未満で最大80%まで充電でき、1回のフル充電で最大700km(WLTPサイクル)の航続を可能にしている。これにより、エネルギーを大量に消費する都市や短距離の走行に使用する場合でも、予期しない充電を回避することが可能という。

◆セミアクティブダンパーを備えたエアサスペンション

アーバンスフィアのフロントサスペンションには、EV専用に最適化された5リンクアクスルを採用している。リアにもフロントと同様、軽量アルミ製マルチリンクアクスルを装備した。4輪操舵システムを採用することにより、3400mmの長いホイールベースにもかかわらず、優れた取り回し性を実現しているという。

アーバンスフィアは、『グランドスフィア』と同様に、セミアクティブダンパーコントロールを備えたシングルチャンバーエアサスペンション、「アウディ・アダプティブ・エアサスペンション」を搭載している。このサスペンションは、都市部の高速道路だけでなく、路面の荒れた市街地や補修されたアスファルトを走行している場合でも、大きなボディの揺れを抑制して、優れた快適性を実現する、としている。

《森脇稔》

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