BMW X7 に改良新型 、上下2分割ライト採用…欧州発表

2分割ライトの上側にスリムなデイタイムランニングライト兼ウインカー

BMWカーブドディスプレイを備えた最新世代のBMW iDrive

最新の48ボルトのマイルドハイブリッドシステム

BMW X7 改良新型
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BMWは4月13日、SUVX7』(BMW X7)の改良新型を欧州で発表した。2018年秋のデビュー以来、初の本格改良を受けている。

◆2分割ライトの上側にスリムなデイタイムランニングライト兼ウインカー

X7は、BMWのSUV「Xファミリー」において、『X5』や『X6』の上に位置する最上位のフルサイズSUVで、『7シリーズ』並みの広さやラグジュアリー性を追求している。

改良新型では、フロントマスクを大幅に変更した。ヘッドライトは上下に2分割され、上側にスリムなデイタイムランニングライト兼ウインカー、下側にアダプティブマトリックスLEDヘッドライトを配置した。最上位グレードには、「アイコニック・グロー」と呼ばれる光るキドニーグリルが標準装備され、他のグレードではオプションで選択できる。

BMWのメーカー純正オプションとして初めて、23インチの「BMWインディビジュアル」アルミホイールを用意した。リアはテールランプのデザインを小変更する。テールランプは立体的なデザインとなり、サイドグラフィックが新しい。左右のテールランプを、クロームのストリップでつないでいる。

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◆BMWカーブドディスプレイを備えた最新世代のBMW iDrive

改良新型に標準の「BMWライブコックピットプラス」には、最新の「BMW i Drive」を採用した。これは「BMWオペレーティングシステム8」をベースにしている、12.3インチのインフォメーションディスプレイと14.9インチのコントロールディスプレイで構成される「BMWカーブドディスプレイ」を装備した。新しいディスプレイのグループ化と、音声アシストの「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」により、新しいBMW iDriveは、自然言語による音声コマンドだけでなく、タッチ操作やジェスチャー制御にも対応している。

クラウドベースのナビゲーションシステムの「BMWマップス」は、オプションのコントロールディスプレイの拡張ビューに対応した。オプションの「BMWデジタルキープラス」を利用すると、セキュリティが強化された超広帯域(UWB)無線技術を通じて、Appleの「iPhone」による車両のロック/ロック解除が可能だ。また、顧客は最適化されたスマートフォン統合、パーソナライズされた「BMW ID」、新しい5Gモバイルテクノロジー用に設計されたeSIMのメリットを享受できるという。

センターコンソールには、新形状のセレクターレバーを配置した。オプションで「クラフテッド・クラリティ」デザインが選択できる。ダッシュボード中央には、新デザインのインストルメントパネルとスリムな空調ダクトを採用した。助手席前方には、イルミネーテッド・アンビエント・ライトバーが配され、X7の文字が光る。

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◆最新の48ボルトのマイルドハイブリッドシステム

改良新型のガソリンエンジン搭載車のひとつが、「xDrive40i」グレードだ。直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンは、改良新型では最新世代となり、最大出力が従来の340hpから380hpへ、40hp引き上げられた。最大トルクも、従来の45.9kgmから53kgmへ、7.1kgm向上する。ブースト時には、最大トルクは55kgmに高められる。

改良新型のxDrive40iには、最新の48ボルトのマイルドハイブリッドシステムを組み込んだ。モーターは、最大出力12hp、最大トルク20.4kgmを引き出し、加速時などにエンジンをアシストする。トランスミッションはパドルシフト付きの8速AT「ステップトロニックスポーツ」、駆動方式は4WDの「xDrive」。xDrive40iグレードは、0~100km/h加速が従来の6.1秒から0.3秒短縮されて5.8秒に。最高速も、従来の245km/hから250km/hへ、5km/h引き上げられている。

《森脇稔》

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