現存する最古の二輪ブランド「インディアン」が魅せる、プレミアムクルーザーの姿とは…東京モーターサイクルショー2022

インディアン パースートダークホース(東京モーターサイクルショー2022)
  • インディアン パースートダークホース(東京モーターサイクルショー2022)
  • インディアン ロードマスターリミテッド(東京モーターサイクルショー2022)
  • インディアン チーフテンリミテッド(東京モーターサイクルショー2022)
  • インディアン インディアンブース(東京モーターサイクルショー2022)
  • インディアン FTR S(東京モーターサイクルショー2022)
  • インディアン インディアンブース(東京モーターサイクルショー2022)
  • インディアン インディアンブース(東京モーターサイクルショー2022)
  • インディアン スカウトローグ(東京モーターサイクルショー2022)

アメリカ初の2輪メーカーとして誕生し、現存するブランドとしては世界最古の歴史を誇っているのがインディアンモーターサイクルだ。「東京モーターサイクルショー2022」では、今年発表したばかりの2台のニューモデルを披露。来場者の注目を集めていた。

注目モデルの「パースートダークホース」と「スカウトローグ」

インディアン インディアンブース(東京モーターサイクルショー2022)インディアン インディアンブース(東京モーターサイクルショー2022)

ブースの中央、そして一段高いステージに展示されたその2台が、『パースートダークホース』と『スカウトローグ』だ。

パースートダークホースは、チャレンジャーをベースに持つプレミアムなクルーザーで、大型スクリーン、ロアカウル、ロングツーリング用ストレージ(トランク)を備える。電子デバイスも充実し、リアサスペンションのプリロード量をモニター操作で変更できるなど利便性が向上。これによって、長距離ツーリングの快適性と安定性がさらに高まることになった。

一方のスカウトローグは、グッとシンプルなデザインを纏う。インディアンモーターサイクルの定番であるスカウトシリーズに加わった最新モデルで、昨今流行のクラブスタイルを採用。フロントに19インチのキャストホイール(STDモデルは16インチ)、軽くせり上がったミニエイプハンドル、クォーターフェアリング(ビキニカウル)を標準装備。ワイルドな雰囲気を持つメーカーカスタムとして仕立てられ、デリバリーは今夏を予定している。

インディアン スカウトローグ(東京モーターサイクルショー2022)インディアン スカウトローグ(東京モーターサイクルショー2022)

この他にもバガーで速さを競う「キング・オブ・ザ・バガー」を制した『チャレンジャー・ダークホース』、1890ccもの排気量を誇る『ロードマスター』などが彩りを添える中、高いデザイン性とスポーツ性でブランドの知名度を一気に引き上げた『FTR』シリーズの最新モデル「FTR S」がブースの最前線に飾られていた。

FTRのモチーフになったモデルは、全米フラットトラック選手権で5連覇を達成するなどモータースポーツで活躍している。このFTR Sには前後に17インチホイールが採用され、オンロードでのナチュラルなハンドリングと扱いやすいシート高を実現。日本における新規ユーザーの開拓に大いに貢献しそうだ。

インディアン FTR S(東京モーターサイクルショー2022)インディアン FTR S(東京モーターサイクルショー2022)

日本では今年から「IMR(インディアンモーターサイクライダース)」と呼ばれるオーナー同士のコミュニティを導入。ツーリングやイベント、ミーティングといったアクティビティの充実が図られるということなので、ハード面はもとよりソフト面のサポートもさらに充実していきそうだ。

《伊丹孝裕》

モーターサイクルジャーナリスト 伊丹孝裕

モーターサイクルジャーナリスト 1971年京都生まれ。1998年にネコ・パブリッシングへ入社。2005年、同社発刊の2輪専門誌『クラブマン』の編集長に就任し、2007年に退社。以後、フリーランスのライターとして、2輪と4輪媒体を中心に執筆を行っている。レーシングライダーとしても活動し、これまでマン島TTやパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム、鈴鹿8時間耐久ロードレースといった国内外のレースに参戦。サーキット走行会や試乗会ではインストラクターも務めている。

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