燃料電池車 ミライ 米2022年型、安全装備「トヨタチームメイト」搭載

高速道路でのハンズフリー走行が可能に

米国仕様の航続は最大およそ647km

12.3インチのマルチメディアタッチスクリーン

トヨタ・ミライ (米国仕様)
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トヨタ自動車の米国部門は3月10日、燃料電池車『ミライ』(Toyota Mirai)の2022年モデルを米国で発表した。

◆高速道路でのハンズフリー走行が可能に

2022年モデルには、トヨタの米国仕様車向けの先進運転支援システム、「トヨタチームメイト」の最新版が搭載される。「Advanced Drive」は、レベル2の部分自動運転を可能にするもの。この機能によって、高速道路など特定の条件下において、ハンズフリー運転が実現する。

Advanced Driveの作動中、ドライバーの監視の下で、車両が走行状況を検出して、加速、ブレーキ、ステアリングを制御し、ドライバーを支援する。同一車線内に車両を維持し、他の車両に追従したり、車線を変更したり、低速車両を追い越したりすることができる。

また、「Advanced Park」は、縦列駐車や駐車スペースへの後退時に、ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトを制御することにより、ドライバーの監視の下で、部分的な自動駐車を可能にした。全方位カメラと超音波センサーの機能を一体化した360度検知システムを利用して、バードビュー表示を行い、ドライバーがシステム作動中に、障害物に対する位置を確認できるようにしている。

トヨタ・ミライ(米国仕様)トヨタ・ミライ(米国仕様)

◆米国仕様の航続は最大およそ647km

2世代目となるミライでは、低重心プラットフォームの「TNGA」をベースとし、意のままに操れる走りを追求した。大幅な軽量化やボディ剛性の向上などにより、路面に吸いつくような気持ちの良い走行フィーリングを可能にしたという。また、ボディ細部にわたり、静粛性にこだわった技術を投入することで、高速走行時の静粛性を引き上げている。

燃料電池システムを一新することにより、動力性能を大幅に向上させた。トルクフルで力強い加速を生むパワーユニットと、最高速度域までパワーをもたらすモータードライブによって、伸びのある新感覚の走りを追求した。航続は従来型に対して約30%延長されており、米国仕様の「XLE」グレードの場合、最大およそ647kmを走行できる

パワフルな加速を生み出すために、動力源である燃料電池ユニットのさらなる高性能化を追求し、最大出力は米国仕様の場合、従来型の114kWから、新型では128kwに12%引き上げられた。高出力・高効率のモーターを新開発し、米国仕様の場合、最大出力は182hp、最大トルクは30.6kgmを獲得している。この効果で、40km/hから72km/hまでの中間加速は2.8秒という。

トヨタ・ミライ(米国仕様)トヨタ・ミライ(米国仕様)

◆12.3インチのマルチメディアタッチスクリーン

インテリアには、12.3インチのマルチメディアタッチスクリーンが標準装備されている。グーグルの「Android Auto 」、Appleの「Car Play」、アマゾン(Amazon)の音声アシスト、「アレクサ(Alexa)」と連携する。

ドライバー正面には、8インチのカラーTFT LCDデジタルメータークラスターを装備した。速度や走行モード、燃費、マルチ・インフォメーション・ディスプレイなどが表示される。「Qi」対応のスマートフォンのワイヤレス充電トレイも、全車に標準装備されている。

プレミアムオーディオシステムは、サブウーファーとアンプを含めて、14個のJBLスピーカーを装備している。

トヨタ・ミライ (米国仕様)トヨタ・ミライ (米国仕様)
《森脇稔》

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