ルノーの次世代EV向けモーター、最大出力は270hp以上 2027年から量産

ルノーグループのフランス・クレオン工場
  • ルノーグループのフランス・クレオン工場
  • ルノーグループとヴァレオ、ヴァレオシーメンスeオートモーティブとの間の戦略的パートナーシップのイメージ

ルノーグループ(Renault Group)は2月10日、ヴァレオ、ヴァレオシーメンスeオートモーティブとの間で、フランスで次世代EV向け電気モーターの設計、共同開発、生産を行う戦略的パートナーシップを締結した、と発表した。

3つのパートナーが持つEVに関するノウハウを組み合わせて、希土類を使用せずに、より少ないエネルギーでより多くの電力を発生する独自の電動パワートレインを開発する。モーターの最大出力は270hp以上になり、2027年から量産を開始する予定だ。

このパートナーシップの下で、3つのパートナーは、電気モーターの2つの主要部品のローターとスターターの開発と生産を手がける。中でもルノーは、希土類を使用せずに設計されたモーターを開発・製造し、エネルギー性能を向上させる。ヴァレオは独自のノウハウを生かして、より少ない電力でより多くのパワーを生み出すことに注力していく。

モーターの生産は、フランス・ノルマンディー地方にあるルノーグループのクレオン工場で行う計画だ。ルノーグループのルカ・デメオCEOは、「このパートナーシップは、自動車業界で起きているEV革命の最前線に立ち、フランスで新しい自動車のバリューチェーンを定着させることにつながる」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集