BMWが、スロベニアのSipaBoards社と共同開発した電動スタンドアップパドルボード「BMW x SipaBoards」の販売を開始した。
同社が水上スポーツ向けの電動製品を手がけるのは今回が初めてとなる。
新製品は最大300ワットの出力を持つ統合モーターを搭載し、時速7.5kmでの推進が可能だ。モーターは排出ガスゼロで静音性に優れ、向かい風や潮流に対してもパドリングをサポートする。また、ボードの自動膨張機能も備えている。
ボードは長さ3.65m、幅0.82m、厚さ0.15mで、重量は10.9kg(モーター込みで14.9kg)。2人まで乗ることができる。特殊なX織りドロップステッチコアにより優れた構造剛性と安定性を実現している。
操作はパドルに内蔵されたBluetoothリモコンで行い、BMWの新世代EV「ノイエクラッセ」からインスピレーションを得たデザインが採用されている。専用スマートフォンアプリではルート計画やバッテリー監視、GPS追跡が可能だ。
安全機能として、パドルが水中に落ちた際に自動的にモーターを停止する機能を搭載。ボード下部にはLEDアンビエントライトも装備されている。
バッテリーは90Whモジュール2個の標準構成で1~3.5時間の使用が可能。2026年春からは180Whモジュール2個のオプションも提供予定で、3~7時間の長時間使用に対応する。
価格は3990ユーロ(約70万円)で、BMWライフスタイルオンラインストアや一部のSipaBoards販売店で購入できる。









