お客様とのつながりを最優先にした2021年…ランボルギーニジャパン ゼネラルマネージャー[インタビュー]

アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンゼネラルマネージャー(Head of Japan)のダビデ・スフレコラ氏
  • アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンゼネラルマネージャー(Head of Japan)のダビデ・スフレコラ氏
  • UNLOCK ANY ROAD JAPAN 奈良県吉野川のこいのぼり
  • UNLOCK ANY ROAD JAPAN 岐阜県の白川郷
  • UNLOCK ANY ROAD JAPAN 東京都の浅草寺
  • ランボルギーニ アヴェンタドールLP 780-4 Ultimae
  • ランボルギーニ ウラカンSTOの試乗会@富士スピードウェイ
  • ランボルギーニ ウラカンSTOの試乗会@富士スピードウェイ
  • ランボルギーニデイ2021

ランボルギーニ・ジャパンは今年1年を振り返る、イヤーエンドグリーティングセッションを同社が運営するTHE LOUNGE TOKYOにおいて、一部報道陣に向けて開催。そこでアウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンゼネラルマネージャー(Head of Japan)のダビデ・スフレコラ氏にこの1年を振り返ってもらった。

◆お客様との関係がいずれ台数に結びつく

----:現在ランボルギーニはグローバルで台数を伸ばしていますが、日本市場の今年を振り返るといかがでしたか。

ダビデ・スフレコラ氏(以下敬称略):今年はとにかくお客様との繋がりを最優先で取り組もうというのが目標でした。特にコロナ禍で色々な混乱が待ち受けていましたので、そういった状況でもぜひお客様にハッピーになっていただくためにも、お客様とのつながりを大事にしようというのが今年のテーマだったのです。

そこで状況に応じて柔軟に対応していこうと、年間の計画はいつもとは違う形で立てていました。その結果、今年の前半はコロナの感染リスクがかなり高かったので、お客様を旅行に連れだそうと考えたのです。もちろん実際に旅行はできませんので「UNLOCK ANY ROAD JAPAN」という、『ウルス』を福岡から北海道、そして北海道から東京を巡るツアーを企画。これは、4月26日に福岡をスタートし、自動車・ライフスタイル・ファッション誌をはじめフリージャーナリストの計12名がリレー方式で、全走行距離6500kmを約1カ月かけて縦断しました。もちろんお客様は実際に旅行ができませんので、オフィシャルサイトや公式アカウントでこの日本縦断の旅を発信することで、疑似体験として一緒に旅をするという企画だったのです。そこで日本の美しさについてもう一度再発見してもらおうというのが狙いでした。

UNLOCK ANY ROAD JAPAN 奈良県吉野川のこいのぼりUNLOCK ANY ROAD JAPAN 奈良県吉野川のこいのぼり

その後感染状況が少し落ち着いてきて、対面のイベントもできるようになったことから、『アヴェンタドールLP 780-4 Ultimae』をここTHE LOUNGE TOKYOでお披露目会を開催。実際にお客様にも見て、そして触ってもらうことができました。やはり対面でのお客様のつながりも大事にしたいという思いからの企画です。

ランボルギーニ アヴェンタドールLP 780-4 Ultimaeランボルギーニ アヴェンタドールLP 780-4 Ultimae

また『ウラカンSTO』の試乗会を富士スピードウェイにて、お客様やメディアの方々向けに開催し、初めて試乗していただく機会を設けることもできました。その後も新型コロナの感染状況が落ち着いていましたので、ランボルギーニデイ2021を今年は開催したのです。もちろんいままでとはやり方を変えて、例えばお客様との距離をいつもよりも大きく確保するなどの安全策をとりながらです。今年は『カウンタック』誕生50周年で、我々にとって本当に大事なクルマであるこのカウンタックをきちんとした形でここでお祝いすることができたのは本当に良かったですね。

ランボルギーニ ウラカンSTOの試乗会@富士スピードウェイランボルギーニ ウラカンSTOの試乗会@富士スピードウェイランボルギーニデイ2021ランボルギーニデイ2021ランボルギーニ カウンタック50周年ランボルギーニ カウンタック50周年

そしてこの一年の締めくくりとして12月10日から12日にかけて宮崎から大分を舞台に「ジーロジャパン2021」を開催することができました。このツアーは、オーナーの方々が所有するランボルギーニで、美しいロケーションを巡るドライビングツアーとして、イタリアをはじめ、アメリカや中国など世界各国で開催されており、日本では2017年に名古屋と大阪を舞台に初めて開催され、今回で4度目です。

ジーロジャパン2021ジーロジャパン2021

ランボルギーニに対する情熱を持った皆さんは、ランボルギーニファミリーの一員です。そのファミリーの皆さんと一緒にジーロという形で今年1年をお祝いすることができたのはとても良かったと思っています。

このように今年一年振り返りますと、台数や成長などももちろん大切ですが、そこだけにとらわれずに、我々はお客様といることの方が大切だと考えていることが分かっていただけたでしょう。台数についていまはあまりこだわらず、最優先ではなかったのです。

ただしブランドとして(販売台数)は非常に好調でした。登録台数は前年を下回っていますが、実は受注残がかなり積み上がっている状況です。これはお客様が我々の今年展開してきた活動を評価してくださったことだと捉えています。

◆お客様が喜ぶ顔のために

----:このようにオン・オフを含めてイベントを開催してきたことに対して、お客様からの反応はどうでしたか。

フレスコラ:お客様には本当に喜んでいただきました。リモートであっても昨今はソーシャルメディアが発達しているので、我々は色々なチャンネルを使ってお客様と繋がり続けることができましたし、お客様の愛を感じることができたのです。もちろん“いいね!”だけでははかれないところはありますが、それでもやはりお客様からすごく高い評価をいただき、実際に各モデルに対する関心もすごく高まっているのは事実です。ですから私たちの一連の活動に対して、皆さん本当に自然に反応してくださったのだなと思っています。こういう時代だからこそ、ウルスに乗ったらどこにでも行けるんだとか、いままで行ったことのない道も“アンロック”できるんだというような、自由な感覚がお客様に受け入れていただき、すごく関心が高まったのでしょう。既にウェイティングリストが長いのでこれ以上関心が高まるとすれば嬉しい悲鳴(笑)ですが、それでもこちらからの愛も伝わりし、お客様からの愛も感じることができた活動だったと評価しています。

一方、対面のイベントに関しては、今年はアヴェンタドールLP 780-4 UltimaeやウルスSTOを出し、本当に良い商品に恵まれラッキーな1年でした。こういったクルマを並べてお客様にお会いすると、その顔にはスマイルしか浮かばないのです。このようにお客様がニコニコ笑っているのを見ると、私たちもちゃんと自分達の仕事ができたなと実感することができました。お客様が恋に落ちるような、そしてお客様が所有することで誇りに思えるような商品をこれからも提供し続けたいと思いますし、お客様が喜ぶ顔のために我々は仕事をしていると感じています。初めて見た時、実際に買って所有してケアしてメンテナンスしてというトータルのカスタマージャーニーを通じて、お客様に常に喜んでもらえるような活動を今後も展開していくつもりです。

◆自分を知るのは大切なこと

----:今年はカウンタック50周年で、そこを強くアピールしたことはヘリテージを大切にしているブランドであると強く伝わったと思います。

フレスコラ:ランボルギーニのお客様は1963年に『350GT』を買ったお客様であろうと、今年ウラカンSTOを買ったお客様も、ランボルギーニのお客様であることに変わりはありません。先ほどお話したカスタマージャーニーも、すごく長い方もいれば、まだ始まったばかり、今回が初めてという人もいます。ただ、どんなお客様でもランボルギーニのお客様であることは変わりがありませんので、こちらとしては同じだけのリスペクトと透明性をお客様と持ち続けていたいですね。

DNAや自分の出自を知るということはすごく大事なことです。自分がどういう歴史をこれまで辿ってきて、どういう出自があり、どういう遺伝子、どういう文化や伝統を持っているかというのはいまの自分にとって欠かせないものですので、それを知るということはいまのランボルギーニとってすごく大事なことなのです。

◆来年以降もランボルギーニファミリーを実感してもらう

----:最後に来年はどのように日本市場では展開していきたいと考えていますか。

フレスコラ:長い1年でしたので、まずは今年を終わらせることにフォーカスさせてください(笑)。

確実に変わらないことはお客様に対するケアやサービス、カスタマージャーニーをきちんとケアすることで、それはこれからも変わりません。各地にディーラーがありますので、日本全国どのディーラーに行っても、どのテリトリーでもどの県でもきちんとお客様のケアをするということは来年も徹底しますし、全く変わらないことです。ですので、お客様を大事にすること、お客様とのつながりを常に保つことともに、お客様に対するサービスのクオリティーをきちんと担保することをお店やイベントなど色々な形で実行に移していきます。要するにランボルギーニのファミリーであることをお客様には実感してもらう活動を今後も力を入れていくということです。

《内田俊一》

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