【F1】レッドブルはホンダRA272をモチーフにした特別カラー…日本GP“代替”のトルコGP

レッドブルRB16B・ホンダは、2021年トルコGPにスペシャルカラーを纏って出走する。
  • レッドブルRB16B・ホンダは、2021年トルコGPにスペシャルカラーを纏って出走する。
  • レッドブルRB16B・ホンダは、2021年トルコGPにスペシャルカラーを纏って出走する。
  • レッドブルRB16B・ホンダは、2021年トルコGPにスペシャルカラーを纏って出走する。
  • レッドブルRB16B・ホンダは、2021年トルコGPにスペシャルカラーを纏って出走する。
  • レッドブルRB16B・ホンダは、2021年トルコGPにスペシャルカラーを纏って出走する。
  • レッドブルRB16B(前)とアルファタウリAT02(2021年ロシアGPにて)。
  • 2019年10月、レッドブル・ホンダのエースであるマックス・フェルスタッペンが「ホンダRA272」(1965年のF1マシン)をドライブ。
  • 2019年10月、レッドブル・ホンダのエースであるマックス・フェルスタッペンが「ホンダRA272」(1965年のF1マシン)をドライブ。

ホンダのパワーユニット(PU)を搭載してF1を戦っている「レッドブル」は、本来なら日本GPが開催されているはずだった今週末(10月8~10日)のトルコGPに、1960年代のホンダF1初優勝車「RA272」(1965年)の白をモチーフにした特別カラーで出走する。

今週末、10月8~10日の週末は当初、鈴鹿サーキットでのF1日本GPの開催予定日程だった。しかし、コロナ禍によって日本GPは2年連続で中止に。今年は“ホンダとしての”F1参戦最終年、さらには久々の日本人F1レースドライバー・角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)のデビュー年という“特別度”の高い年なのに、鈴鹿でF1を観戦することはできなくなってしまった。

カレンダー変更によってこの週末にはトルコGPが開催される(日本GPの直接的な代替ということではないが、全体的な動きのなかで代替的な格好に)。ホンダPUを搭載して戦っているレッドブルは、鈴鹿での日本GPで使用するはずだったスペシャルカラーリングを、このトルコGPで纏うことを決めた。

レッドブルRB16B・ホンダは、ホンダF1第1期(1964~68年)の初優勝マシン「ホンダRA272」(1965年)の白をモチーフとしたカラーリングでトルコGPを戦う。

また、レッドブル同様にホンダのPUを搭載している「アルファタウリ」も、アルファタウリAT02・ホンダのリヤウイングに日本語で「ありがとう」の文字を入れて走るという(レッドブルRB16Bのリヤウイングにも「ありがとう」がある=写真参照)。

ホンダとの共闘はレッドブルが3年目、その系列姉妹チームであるアルファタウリはもう1年長く(旧名トロロッソ時代を含めて)4年目だ。ともにホンダと、多くのホンダ・ファンへの大きな感謝を込めて、という趣向である。

また、ホンダはこの週末に参加型オンラインイベントの「Honda Racing Japanese Grand Prix」を本日(7日)から展開中。そしてレッドブルも「#鈴鹿やろーぜ」を合言葉にした、グランツーリスモSPORTのオンライン・タイムトライアル「Red Bull Beat The Pro 2021」を同日からスタートさせている(24日まで。使用マシンはNSX Gr.3)。

リアルなF1日本GPの中止は残念だが、映像でのトルコGP観戦、そしてバーチャルでの日本GP系イベントで、この時期恒例の“F1感”が味わえる週末となりそうだ。

なお、ホンダは7日夕刻に「2022年以降のモータースポーツ領域を中心としたレッドブル・グループとの協力について」という発表をしており、そのなかでレッドブルへのF1 PU“引き継ぎ”についての詳細等も語られている。来季2022年にレッドブルとアルファタウリが使う“レッドブルPU”に関しては、現場サポート等を含め、ホンダの支援幅は当初想像されたよりも広めになるようだ。
ホンダは7日、オンラインで「モータースポーツ活動についての説明会」を実施し、「2022年以降のモータースポーツ領域を中心としたレッドブル・グループとの協力について」の発表を行……

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集