マツダは9月24日、『RX-8』と『アテンザ』に燃料漏れのおそれがあるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2005年2月10日~2012年6月23日に製造された1万2491台。
対象車両は、 燃料タンク上面にある樹脂製ポンプリング部の遮熱性が不足しているため、エンジンや排気管からの熱影響を受けてポンプリングが劣化することがある。また、ポンプリングの締め付けトルクの設定が不適切なため、ポンプリングの強度が低下することがある。そのため、そのまま使用を続けるとポンプリングに亀裂が入り燃料が漏れ、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
改善措置として、全車両、燃料タンクに遮熱パッドを貼り付ける。またはポンプリング一式を新品に交換し、適切なトルクで締め付ける。
不具合は31件発生、事故は起きていない。国内市場からの情報によりリコールを届け出た。
なお、同様のリコールは2016年10月27日、RX-8(2003年2月14日~2008年2月16日製造)3万0753台を対象に届け出ているが、対象範囲の選定に誤りがあったことが判明したため、対象を追加し届出したもの。