ランドローバーは8月24日、『レンジローバースポーツSVR』(RANGE ROVER SPORT SVR)の「アルティメットエディション」を欧州で発表した。
スペシャル・ビークル・オペレーションズが開発を担当
アルティメットエディションは、ジャガー・ランドローバーの特別車両開発部門の「スペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)」が手がけた。ジャガー・ランドローバーのスペシャル・ビークル・オペレーションズは、ブランドのイメージを伝える車両、特注品、伝統的製品、ブランドの公式グッズなどを開発している。
また、ジャガー・ランドローバーのスペシャル・ビークル・オペレーションズは、ジャガーとランドローバーの両ブランドの高性能モデル、車両カスタマイズ製品、少量生産の限定モデルの製作を幅広く担当している。
さらに、スペシャル・ビークル・オペレーションズの1部門として、ジャガー・ランドローバー・クラシックを擁する。世界中のジャガーとランドローバーのクラシック車両の顧客の車両に対して、各種サービス、パーツ、エクスペリエンスの提供を専門に行っている。
手作業で仕上げられるエクステリアペイントは3種類
このスペシャル・ビークル・オペレーションズの最新作が、レンジローバースポーツSVRのアルティメットエディションだ。手作業で仕上げられるエクステリアペイントには3種類が用意されており、中でも新色のグロスマヤブルーとグロスマールグレーは、アルティメットエディションの専用ボディカラーとした。この2色には、固体ベースコートの繊細で反射率の高い微細な白いガラスフレーク粒子が使われており、強い星のような輝きを放つという。
ボディカラーに、よりステルスな色を望む顧客に向けて、3番目のオプションカラーとしてラインナップされているのが、サテンリグリアンブラックだ。3つのボディカラーともに、グロス仕上げのナルヴィックブラックのコントラストルーフを備えている。
スペシャル・ビークル・オペレーションズのビスポークチームの細部へのこだわりは、ボンネットとテールゲートの黒いレンジローバーのレタリングにも反映された。サイドフェンダーのアクセントには、フジホワイトの縁取りが施されている。
ボディ同色のカーボンファイバーベントボンネット、22インチの5スプリットスポーク鍛造アルミホイール、ブラックブレーキキャリパーも装備した。レンジローバースポーツSVR専用のナルヴィックブラック仕上げのコントラストルーフ、ドアミラーカバー、フロントグリル&グリルサラウンド、サイドフェンダーベントなどとコーディネートされている。ランドローバー・レンジローバー スポーツ SVR の「アルティメットエディション」
5.0リットルV8スーパーチャージャーで0-100km/h加速4.5秒
スペシャル・ビークル・オペレーションズのビスポークチームの職人技はインテリアにも表現された。クローム仕上げのSVビスポークBピラーエンブレム、ブラックアルマイトメタル仕上げのパドルシフトル、アルティメットエディションのイルミネーショントレッドプレートを装備した。ウィンザーレザーにスエードクロスを組み合わせたSVRエンボス軽量パフォーマンスシートも採用している。
ベース車両のレンジローバースポーツSVRは、レンジローバースポーツシリーズの最強グレードだ。5.0リットルV型8気筒ガソリンスーパーチャージャーエンジンは、最大出力575hp、最大トルク71.4kgmを獲得する。0~100km/h加速4.5秒、最高速283km/hとSUV屈指の性能を備えている。
スポーツサスペンションを標準装備した。特別に最適化されたサスペンションにより、滑らかなドライビングと優れたコーナリングパフォーマンスを発揮するという。