ジープ ラングラー にオフロード性能を極めた「リーコン」…シカゴモーターショー2021で発表へ

険しいオフロード走行に対応する足回り

クラス最高のオフロード性能

V6とV8の「ルビコン」に装着することが可能

ジープ・ラングラー の「エクストリーム・リーコン・パッケージ」
  • ジープ・ラングラー の「エクストリーム・リーコン・パッケージ」
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ジープブランドは7月14日、米国で7月15日(日本時間同日23時)に開幕するシカゴモーターショー2021において、『ラングラー』(Jeep Wrangler)の「エクストリーム・リーコン・パッケージ」を初公開すると発表した。

険しいオフロード走行に対応する足回り

エクストリーム・リーコン・パッケージは、4×4の機能を新しいレベルに引き上げるべく開発が進められたという。その結果、険しいオフロード走行に対応するための足回りが採用されている。

ジープブランドは今年、ブランド誕生80周年を迎える。ラングラーにジープ伝統のオフロード性能をさらに高めるエクストリーム・リーコン・パッケージを設定することで、ブランド誕生80周年を祝う。

ラングラーのエクストリーム・リーコン・パッケージには、35インチサイズのBFグッドリッチ「KO2」オールテレーンタイヤ「LT315 / 70R17C」を装着する。35インチタイヤを純正装着するのは、ジープブランド初という。

また、17インチ×8インチのビードロック対応ホイールを装着する。アクスルレシオは4.56対1とし、専用チューニングが施されたショックアブソーバーを備えた1.5インチのファクトリーサスペンションリフトを標準装備している。

クラス最高のオフロード性能

その結果、エクストリーム・リーコン・パッケージは、クラス最高のアプローチアングル、ランプブレークオーバーアングル、デパーチャーアングル、最低地上高、ウォーターフォーディング性能を実現した、と自負する。

エクストリーム・リーコン・パッケージを装着した場合、アプローチアングルは47.4度、ランプブレークオーバーアングルは26.7度、デパーチャーアングルは40.4度、最低地上高は約328mm、ウォーターフォーディング性能は約853mmとなる。

ラングラーの米国仕様で、これまで最もオフロード性能に優れていたのが、2ドア「ルビコン」。同車の場合、アプローチアングル44度、ランプブレークオーバーアングル27.8度、デパーチャーアングル37度というオフロード性能を備えている。エクストリーム・リーコン・パッケージでは、アプローチアングルとデパーチャーアングルが、2ドアのルビコンを上回っている。ランプブレークオーバーアングルに関しては、エクストリーム・リーコン・パッケージが4ドアにのみ設定されるため、ホイールベースの短い2ドアのルビコンに若干劣る。

V6とV8の「ルビコン」に装着することが可能

エクストリーム・リーコン・パッケージは、ラングラーの3.6リットルV型6気筒ガソリンエンジン搭載のルビコンの4ドアモデルと、パワフルなV型8気筒ガソリンエンジンを搭載する「ルビコン392」で装着できる。米国オハイオ州のトレド組立工場において、8月から生産が開始される予定。米国での価格は、車両本体プラス3995ドル(約44万円)と発表されている。

さらに、新しい4.88対1のアクスルレシオがラングラーのルビコンにオプション設定される。このオプションのアクスルレシオは、6速マニュアルトランスミッションと組み合わせると、クラス最高の100対1のクロールレシオを実現し、オフロードの障害物をクリアする際、ホイールトルクとコントロール性を向上させるという。 4.88対1のアクスルレシオは、2021年後半、米国市場において、オプションで注文できるようになる予定、としている。

《森脇稔》

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