赤羽国交相、山手線などの停電事故に「大変遺憾」…JR東日本は「調査中」

山手線のE235系。
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赤羽一嘉国土交通大臣は6月22日に開かれた定例会見で、山手線などで発生した停電事故について記者の質問に答えた。

この事故は6月20日17時33分頃、JR東日本渋谷変電所で電気ケーブルが損傷し漏電が発生。関係する山手、埼京、中央・総武、湘南新宿ラインの各列車と相模鉄道(相鉄)線直通列車が立ち往生し、約16万人に影響を与えた。

車内は冷房や照明などに使用するサービス用電源も遮断される状態になっていたことから、駅間で停車した列車では乗客を線路上に下ろし、最寄り駅まで誘導したが、その完了までに最大3時間を要した列車もあったという。

この件について赤羽大臣は「大変遺憾」とし、JR東日本に対して詳細な原因究明と、不具合時のバックアップ態勢や乗客の誘導に関する検証を行なった上で、再発防止策の報告を指示したという。

一方、JR東日本では国交省に対して事故の詳細を「調査中」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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