【F1 ポルトガルGP】ハミルトンが自身97勝目を記録…レッドブル・ホンダのフェルスタッペンが2位

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ポルトガル・アルガルヴェ国際サーキットで2日、F1第3戦ポルトガルGPの決勝レースが行われ、20周目にトップに立ったルイス・ハミルトン(メルセデス)が後続を寄せ付けず今季2勝目、自身97度目となる優勝を飾った。

1日に行われた公式予選ではメルセデスの2人が激しいタイムアタック合戦を行い、僅差でバルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得、ルイス・ハミルトンが2番手となった。レッドブルの2人は約0.4秒遅れでマックス・フェルスタッペンが3番手、セルジオ・ペレスが4番手となり、以下カルロス・サインツ(フェラーリ)、エステバン・オコン(アルピーヌ)と続いた。

決勝レースは66周。スタートで5番グリッドのサインツがペレスを抜いて4位に浮上。トップ3はスターティンググリッド通りボッタス、ハミルトン、フェルスタッペンと続いた。2周目に入ったメインストレートでキミ・ライコネン(アルファロメオ)が前車に接触しリタイヤ。破片とマシンの回収のためにセフティーカーが導入された。その後7周目にリスタートとなったが、ここでフェルスタッペンが好スタートを決めて2位に浮上。また6位走行中のランド・ノリス(マクラーレン)が一気に4位に上がってきた。

3位に落ちたハミルトンは猛プッシュ。11周目にフェルスタッペンを抜いて2位に上がると、20周目にはボッタスを抜いてトップに浮上した。メルセデス同士のバトルの際に3位フェルスタッペンは前に接近。36周目にフェルスタッペンがピットインしてミディアムからハードにタイヤを交換すると、翌周にはボッタスもピットインし同じくミディアムからハードにタイヤを交換した。コースに戻るとボッタスが前だったが、フェルスタッペンはオーバーテイクに成功し、ボッタスの前に出た。

ハミルトンとフェルスタッペンとの差は約5秒。一時3秒差まで詰めることがあったが、それ以上差が縮まることはなかった。終盤はハミルトンが持っていたファステストラップの1ポイントの奪い合いに。まずはタイヤ交換を行わずトップを走行していたペレスが、ハミルトンに抜かれた直後の51周目にピットインし、ミディアムからソフトにタイヤを交換して翌周に1分20秒643のファステストラップを記録した。

3位が確定していたボッタスが64周目にピットインしてソフトタイヤに交換、65周目に1分19秒865を記録してペレスからファステストラップを奪還。ボッタスのピットインを受けてフェルスタッペンが65周目にピットインし、ソフトタイヤでファイナルラップに1分19秒849のファステストラップを記録と、激しい1ポイント獲得争いが繰り広げられた。しかしフェルスタッペンはコース外走行でタイム抹消。最終的にボッタスがその1ポイントを獲得することとなった。

ハミルトンは最後まで安定した走りでトップチェッカー。今季2勝目、自身97勝目を記録した。2位はフェルスタッペン、3位はボッタス、4位はペレスと、メルセデスとレッドブル・ホンダがトップ4を占める結果となった。

セフティーカーからのリスタート時に素晴らしい追い上げをみせたノリスが5位。8番グリッドから追い上げたシャルル・ルクレール(フェラーリ)が6位。アルファタウリ・ホンダはピエール・ガスリーがラスト2周でオーバーテイクを決めて10位入賞。角田裕毅は14番グリッドスタートから序盤の混戦で順位を落としたが、15位まで順位を挽回してチェッカーを受けた。

次戦、F1第4戦スペインGPは連戦となり、5月7日~5月9日の日程で開催される。

■ポルトガルGP 決勝レース結果
1. ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
3. バルテリ・ボッタス(メルセデス)
4. セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
5. ランド・ノリス(マクラーレン)
6. シャルル・ルクレール(フェラーリ)
7. エステバン・オコン(アルピーヌ)
8. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
9. ダニエル・リカルド(マクラーレン)
10. ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
11. カルロス・サインツ(フェラーリ)
12. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
13. セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)
14. ランス・ストロール(アストンマーチン)
15. 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
16. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
17. ミック・シューマッハ(ハース)
18. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
19. ニキータ・マゼピン(ハース)
以上完走

--. キミ・ライコネン(アルファロメオ)

《藤木充啓》

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