日産 エクストレイル 新型、「e-POWER」設定…2022年夏に欧州市場で発売へ

Vモーショングリルなど日産らしいデザイン

前席と後席の両方で快適さや実用性を追求

ルノー日産三菱アライアンスの「CMF-C」プラットフォームがベース

日産 エクストレイル 新型(中国仕様)
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日産自動車の欧州部門は4月19日、新型『エクストレイル』(Nissan X-TRAIL)を2022年夏、欧州市場で発売すると発表した。新型エクストレイルは同日、上海モーターショー2021(オートシャンハイ2021)でワールドプレミアを果たしている。

Vモーショングリルなど日産らしいデザイン

新型のエクステリアは、フローティングルーフやVモーショングリルなど、日産の特長的なデザイン要素を導入した。上下2分割のヘッドライトやU字型のボディサイドのハイライトなど、ユニークなデザインを採用する。照明エリアが拡大された新しいマルチレベルLEDヘッドライトを装備し、力強いフロントグリルのデザインを際立たせている。LEDフォグランプも採用された。

新型は、エアロダイナミクス性能をいっそう追求した。具体的には、フロントマスク下の「3D」タイヤデフレクター、エンジンルームへの空気の流れを制御するアクティブグリルシャッター、Aピラー形状、車体下の空気の流れを最適化するアンダーボディカバー、「エアカーテン」が採用された。前面から側面に、空気がスムーズに流れる設計としている。

前席と後席の両方で快適さや実用性を追求

インテリアは、前席と後席の両方の乗員に、快適さや実用性を提供することを重視した。たとえば、「ニッサン・インテリジェント・キー」による車両へのアクセスは、フロントドアだけでなくリアドアにも拡大された。これにより、リアドアのハンドルのボタンに触れるだけで、リアドアのロックを解除できる。また、リアドアのハンドルのボタンを2回押せば、すべてのドアのロックが解除できるようにした。

後部ドアは、およそ90度で大きく開くため、乗降やチャイルドシートの出し入れが容易になった。後部座席は、3つの座席すべてにチャイルドシートの取り付けが可能だ。インテリジェントクライメートコントロールを備えたリモートエンジンスタートを使用すると、出発前にあらかじめ空調を最適に調整しておくことができる。

フロントとリアの「ゼログラビティシート」は、快適なサポートを提供する。後部座席には、ゼログラビティ低疲労脊椎サポートシートが用意される。トライゾーンクライメートコントロールにより、後席の乗員が前席とは独立して、空調を制御できる。後席のサイドドアには、直射日光を遮るプルアップ式サンシェードが装備可能だ。

オプションで、足の動きで開く電動テールゲートが装備できる。カーゴエリアには床下収納をはじめ、カーゴエリアの右側には、飲み物などが固定できるスペースを設けた。

ルノー日産三菱アライアンスの「CMF-C」プラットフォームがベース

新型は、ルノー日産三菱アライアンスの「CMF-C」プラットフォームをベースにしている。「CMF」は、コモン・モジュール・ファミリーの略で、ルノー日産三菱アライアンスの幅広い車両に採用するために開発した車台だ。CMF-Cは大型乗用車向けのプラットフォームになる。

欧州向けの新型エクストレイルには、導入当初から、「e-POWER」が設定される。e-POWERは、ガソリンエンジンを発電だけに使用し、電気モーターによってのみ駆動する電動パワートレインだ。

また、欧州向けの新型エクストレイルには、4WDバージョンを用意する。4WDシステムの各モード(スノー、グラベル、マッド)を切り替えることにより、オンロードとオフロードの両方で、走破性能を追求している。

《森脇稔》

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