アウディ Q5スポーツバック に高性能な「S」設定 2021年前半に欧州で発売予定

Sモデル専用のシングルフレームグリル

ターボと電動コンプレッサーでダブル過給

48Vのマイルドハイブリッド

アウディSQ5スポーツバッ TDI
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アウディは1月25日、『SQ5スポーツバックTDI』(Audi SQ5 Sportback TDI)を2021年前年、欧州市場で発売すると発表した。『Q5』から派生したSUVクーペ、『Q5スポーツバック』がベースの高性能な「S」モデルになる。

Sモデル専用のシングルフレームグリル

内外装は、Sモデルらしいスポーティさが強調された。八角形のシングルフレームグリルは、Sモデル専用デザインだ。フラットで幅広い形状が特長になる。シングルフレームグリルとサイドインテークは、アルミ仕上げとなる。アウディLEDヘッドライトが標準装備された。自動ハイビームとダイナミックターンシグナルを備えた「マトリクスLEDヘッドライト」が、オプションで選択できる。

リアには、左右のライトクラスターを繋ぐトリムエレメントと、水平フィンを備えたディフューザーインサートを装備した。マット仕上げのアルミストリップがリアバンパーに組み込まれており、その下にはディフューザーインサートと4本出しの楕円形クロームメッキテールパイプが装備されている。

インテリアは、ブラックまたはダークグレー仕上げとした。照明付きのアルミ製ドアシルトリムには、Sのロゴが付く。電動スポーツシートにも、エンボス加工されたSのロゴが添えられた。シートとステアリングホイールには、コントラストステッチが入る。オプションで、マッサージと換気機能が選択できる。トリムパネルはアルミが標準で、オプションでカーボンとピアノ仕上げを用意している。アウディSQ5スポーツバッ TDIアウディSQ5スポーツバッ TDI

ターボと電動コンプレッサーでダブル過給

パワートレインには、直噴3.0リットルV型6気筒ターボディーゼル「TDI」エンジンの最新版を搭載する。このエンジンは、ターボチャージャーと電動コンプレッサーでダブル過給されているのが特長だ。電動コンプレッサーは、発進時やエンジンが低回転の状態から加速する場合などに、ターボチャージャーの働きをサポートして、優れたレスポンスとフレキシブルなドライバビリティを追求する。

この結果、最大出力341hp、最大トルク71.4kgmを獲得する。71.4kgmの大トルクは、1750~3250rpmで引き出される特性を持つ。トランスミッションは8速「ティプトロニック」で、駆動方式は4WDの「クワトロ」だ。動力性能は、0~100km/h加速が5.1秒、最高速は250km/h(リミッター作動)となる。アウディSQ5スポーツバッ TDIアウディSQ5スポーツバッ TDI

48Vのマイルドハイブリッド

SQ5 スポーツバックTDI には、48Vのマイルドハイブリッドを採用した。48ボルトの電源システム、BAS(ベルト駆動式オルタネーター・スターター)、リチウムイオンバッテリーを組み合わせ、走行中に最長で40秒エンジンを休止させ、惰性走行で燃費を稼ぐ。

エンジンのスタート/ストップ機能も、幅広い走行条件で作動する。減速時には、BASが最大8kWのエネルギーを回生する。

5リンクサスペンション、255/45R20タイヤ+20インチホイールが標準だ。オプションで「アウディスポーツ」の21インチホイールが選択できる。フロントには、アルミ製の6ピストンブレーキキャリパーと直径375mmのブレーキディスクが装備された。ダンパーコントロール付きの「Sスポーツサスペンション」は、Q5スポーツバックと比較して、車高を30mm引き下げる。

エンジン、ステアリング、AT、コントロールドダンパーが、ダイナミックハンドリングシステムの「アウディドライブセレクト」に統合されている。ドライバーは6つのプロファイルによって、これらのシステムの特性を変更できる、としている。アウディSQ5スポーツバッ TDIアウディSQ5スポーツバッ TDI

《森脇稔》

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