フィスカーの電動SUV『オーシャン』、マグナが車台と生産を担当…2022年から納車へ

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ヘンリック・フィスカー氏が率いるフィスカーは12月17日、新型EVの『オーシャン』(Fisker Ocean)に関して、マグナとの間でプラットフォームの供給と生産委託の契約を締結した、と発表した。

オーシャンは電動SUVで、バッテリーの蓄電容量は、標準仕様でおよそ80kWhとなる。トップグレードの場合、1回の充電で、最大およそ300マイル(約483km)を走行できる性能を持つ。

オーシャンの駆動方式は4WDだ。前後アクスルにモーターを搭載する。米国でのベース価格は、3万7499ドル(約388万円)と、従来のフィスカーの電動モデルと比較すると、大幅にリーズナブルな価格を実現する。

このオーシャンに採用されるのが、マグナが新開発したプラットフォームだ。この新世代のプラットフォームからは、さらに2車種の新型フィスカーモデルが、登場するという。

またオーシャンは、欧州のマグナの工場に生産を委託する。マグナでは現在、グローバルブランドに代わって、複数の車両を受託生産している。フィスカーは2021年夏、オーシャンの量産プロトタイプを発表する予定で、2022年第4四半期(10~12月)、顧客への納車開始を目指している。

《森脇稔》

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