音声による非接触決済「セレンスPay」発表、コロナ禍でニーズが急増

セレンスPay(イメージ)
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セレンスは、コンタクトレス(非接触)決済の需要急増に伴い、車内でセキュアに音声決済できる新たなソリューション「セレンスPay」を発表した。

近年、カードやスマートフォンを専用端末にかざすだけで支払いができるコンタクトレス決済は増加傾向にある。さらに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、コンタクトレス決済への要求は拡大。駐車場や給油、電気自動車(EV)の充電、レストランの予約、ファストフード店の検索など、移動中に発生する日常的なニーズを満たす音声によるコンタクトレス決済が求められている。

セレンスPayは、ドライバーのニーズを予測し、声紋や顔の生体認証を通じて購入意向の確認から認証、そして支払い処理までのシームレスな決済取引を提供する。例えば給油の場合、ドライバーは音声アシスタントに最寄りのガソリンスタンドへの案内を尋ねる。到着するとドライバーはポンプを選択し、車から直接料金を支払うことができる。

このセレンスPayには、初期パートナーとして、VISAをはじめ、駐車サービスの大手プロバイダーParkopedia社、AIを活用して目的地に最適な駐車場を予測するシステムを提供するArrive社が参画。今後もパートナーをさらに拡大し、自動車メーカーが採用している決済サービスやコンパニオンアプリとの統合を図っていく。

セレンスは現在、アウディと提携し、セレンスPayを今後の新型車ヘッドユニットに搭載する共同プロジェクトを進めている。

《纐纈敏也@DAYS》

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