ロータス エキシージ に20周年記念車、「シリーズ1」に敬意…欧州発表

シリーズ1を連想させるエクステリア

サーキットの特性に合わせられる3ウェイ調整式ダンパー

3.5リットルV6スーパーチャージャー搭載

ロータス・エキシージ・スポーツ 410 の20thアニバーサリー
  • ロータス・エキシージ・スポーツ 410 の20thアニバーサリー
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ロータスカーズは6月23日、『エキシージ スポーツ410』(Lotus Exige Sport 410)の「20thアニバーサリー」を欧州で発表した。

20thアニバーサリーは、2000年に発表された『エキシージ』の「シリーズ1」の誕生20周年を記念したモデルだ。最新のエキシージ スポーツ410をベースに、シリーズ1に敬意の意味を込めて、内外装に特別装備を採用している。

シリーズ1を連想させるエクステリア

エアロダイナミクス性能に関しては、カーボンファイバー製の大型リアウィング、ディフューザーなどにより、最大150kgのダウンフォースを獲得する。20th アニバーサリーでは、フロントリップスポイラー、フロントアクセスパネル、テールゲートをカーボンファイバー製とした。

さらに、20thアニバーサリーでは、ルーフ、サイドエアインテークポッド、リアウィングをボディ同色に変更した。リアホイールの前には、ブラック仕上げの「シャークフィン」型プロテクターが装備される。また、シリーズ1のフォルムを連想させる20th アニバーサリーの黒い専用エンブレムが採用された。このエンブレムは、フロントフェンダーとリアバンパーに装着される。リアウィングの端には、「20」のロゴが配されている。

シリーズ1に採用された3つボディカラーを、特注色として設定した。「クロームオレンジ」、「レーザーブルー」、「カリプソレッド」が選択できる。さらに、オリジナルのノーフォークマスタードイエローを連想させる「サフランイエロー」、「モータースポーツブラック」、「アークティックシルバー」も用意される。

サーキットの特性に合わせられる3ウェイ調整式ダンパー

インテリアは、さまざまな色のアルカンターラトリムが選択できる。シートはシリーズ1同様のステッチで装飾されている。シートバックには刺繍が添えられ、ダッシュボードの専用プレートには、エンボス加工が施された。

20thアニバーサリーには、通常はオプションの多くが標準装備されている。Bluetooth付きDABデジタルラジオ、クルーズコントロール、アルカンターラステアリングホイールなどだ。オプションとして、カーボンファイバー製シルトリム、軽量のリチウムイオンバッテリー、軽量のチタンエグゾーストが選べる。

足回りには、「Nitron」の3ウェイ調整式ダンパーが装備される。バンプやリバウンド設定が変更でき、サスペンションをサーキットの特性に合わせて、最適な設定に仕上げることができる。超軽量の鍛造ホイールも装備された。

3.5リットルV6スーパーチャージャー搭載

ミッドシップには、3.5リットルV型6気筒ガソリンスーパーチャージャーエンジンを搭載する。最大出力は410hp/7000rpm、最大トルクは42.8kgm/3000~7000rpmを発生する。トランスミッションは6速MTで、0~96km/h加速3.3秒、最高速290km/hのパフォーマンスを備えている。

エキシージ スポーツ410の20thアニバーサリーの英国本国でのベース価格は、7万9900ポンド(約1060万円)。2020年後半から、世界の一部市場で納車が開始される予定だ。

ロータスカーズは、エキシージのシリーズ1は、超軽量のパフォーマンスクーペとして開発された。20年前と同じように、常に「For The Drivers」であり続ける、としている。

《森脇稔》

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