歴代マツダ車、開発主査が選ぶ1台…ロードスター担当・齋藤茂樹主査、MX-30担当・竹内都美子主査

マツダ・ロードスター(歴代モデル)
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  • マツダ・プレマシー(3代目)
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マツダは2020年1月30日に創立100周年を迎えた。現在、同社の100周年スペシャルサイトでは、歴代モデルの人気投票が行われている。4月21日集計時のTOP3は『AZ-1』『ランティス』『マツダ787』。そこで、マツダの開発主査に、「私の選ぶ1台」とTOP3のモデルについて語ってもらった。

ロードスター開発主査・齋藤茂樹氏

■私が選ぶ1台

私が選ぶ1台は3代目『プレマシー』です。理由は、開発推進のリーダーとして初めて担当した車種で、クルマつくりの面白さと難しさを教えてくれた一番思い入れのある1台だからです。

プレマシーの開発は企画段階から参画し、主査の片腕としてコンセプト立案から量産まで、一連の開発活動において設計/実研部門をリードすることができました。特にプレマシーの開発では、人の感覚に合う車両特性を造り込むために、走る/曲がる/止まるの個々の性能のフィーリングを統一させる“統一感活動”をリードし、クルマトータルとしての気持ち良さ/扱いやすさを造り込むことができ、お客様からも大変高い評価をいただききました。

ある主婦のお客様から「プレマシーに乗り換えてから、それまで助手席専門だった私が、今はハンドルを握るのが楽しくて仕方がない。出かけることが増え生活がアクティブに変わりました。プレマシー最高です!」とメッセージをいただき、大変感動したことを鮮明に覚えています。マツダ プレマシー(3代目)マツダ・プレマシー(3代目)

■TOP3の感想

TOP3を含む人気上位車を見ると、お客様からマツダの独自性に高い評価をいただいていることが分かり、正直大変うれしく思いました。お客様に喜んでいただくくために、独自の価値を独自の技術で具現化させるクルマつくりは、まさにマツダの歴史であり文化だと思っています。

特にTOP3はマツダでしか生み出せない車であり、30年以上も愛され続けるロードスターはその象徴だと思っています。これからもSKYACTIVテクノロジーを柱に、マツダ独自の価値“走る歓び”をお客様にお届けしなければいけないと強く感じました。今後とも応援よろしくお願いします。

MX-30開発主査・竹内都美子氏

■私が選ぶ1台

1999年10月10日。『ロードスター』10周年ミーティングに、私はスタッフとして参加していました。朝早く全国から三次試験場に集まって下さったロードスターオーナーの皆さまとの楽しい1日を終え、10年後の再会を約束して試験場のコースからお見送りしました。その時のたくさんの笑顔に感動し、私は迷うことなく翌月にロードスターを購入し、オーナーの仲間入りをしました。

それから21年。人生の約半分近くを一緒に過ごしてきました。オープンにすると目の前の景色、信号や緑の木々、星空までが途切れることなく頭の上を通っていく。この非日常的な開放感が大好きで、乗るたびに魅了されていきました。毎日、通勤に使っていた時期もありますし、会社からの帰りに運転の練習用として使っていたこともあります。ロードスターは常に私の生活とともにあり、喜怒哀楽を共有してきた、私の分身のような存在です。

そして、2015年に主査を拝命しひとつの商品を任されることになりました。マツダに加わる新しいラインナップとして、その使命は”新しい価値を創造せよ”。白紙を目の前にチームメンバーと一緒に試行錯誤を繰り返し、もがく毎日を送りました。そんな毎日を1日1日と積み重ね、4年が経った時、ようやく商品が世の中に生み出されることが決定しました。そして付けられた車名は『MX-30』。ロードスターの海外での車名「MX-5」と同じ「MX」がつけられた事はとてもうれしく、なにか“縁”のようなものを感じました。

私自身、ロードスターから元気をもらい、ときに慰められたり、諭されたりしてきました。MX-30がお届けする新しい価値は“自然体”。お客様の日々の生活の中での喜怒哀楽を分かち合い、“自然体”で自分らしい日々が重ねられるように、お客様の人生と共に歩む存在になりたい、という思いを込めています。

ロードスターは今年の秋、11回目の車検を迎えます。そして、その隣には新しくMX-30が並ぶ予定です。マツダ ロードスター(初代)マツダ・ロードスター(初代)

■TOP3の感想

2位がランティスという結果は少し意外でした。ランティスは私が評価ドライバーとして社内訓練を始めた時の訓練車でした。振り返るとエンジンはパワフル、とてもしなやかで車両挙動が掴みやすい特性だったことを覚えています。そんな特性なのに、ある日訓練中にコースアウトをしてランティスを傷つけてしまったことがあります。自分の運転技量の低さに落ち込むと同時に、車にも申し訳なくて、「スパークルグリーンメタリック」のペイントを買ってきて、修理したことを思い出します。

《吉田 瑶子》

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