トヨタカスタマイジング&ディベロップメント(TCD)では、新型コロナウイルス感染症(COVID19)が拡大する中、救急医療にあたる医療従事者の感染拡大防止に向けた商品開発を急ピッチで進めている。 モータースポーツやカスタマイズパーツの「TRD(Toyota Racing Development)」や「MODELLISTA(モデリスタ)」で知られる同社だが、国内最大シェアを誇る高規格救急車トヨタ『ハイメディック』も手掛けており、医療設備に関しても多くのノウハウを有している。 TCDは現在、医療従事者に向けた治療時飛沫感染防止機材を開発中。開発品は医療用フェイスシールドだけでは防御しきれない、広範囲の飛沫拡散を最小限度に抑える。次世代救急医療に向けた研究を共同で行っている都内大学病院の依頼で開発実験を行っており、4月下旬までには、現場実証に投入する予定だ。 また、救急医療従事者の搬送時ウイルス感染を防止する「陰圧搬送用簡易カプセル」の開発も進めている。同社は、大手繊維メーカーの出荷制限により入手困難になった、ウイルス除去フィルターの国内生産可能なメーカーとタイアップ。ビニールの内側の空気を常に換気し、特殊フィルターの搭載で、ウイルスの99.9995%以上を除去して排気。また乾電池式にすることで、軽量化と電源の入手性を高め、さらに軽感染症者への対応も可能なようにした。すでに試作を終え近日デリバリーが可能となっている。
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