日産/ニスモ、フォーミュラEとSUPER GTを柱に活動…2020年モータースポーツ

日産/ニスモ、2020年のモータースポーツ活動概要を発表
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  • 23号車 MOTUL AUTECH GT-R
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日産自動車およびニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(ニスモ)は2月16日、日産本社ギャラリーにてファンイベントを開催し、日産/ニスモの2020年のモータースポーツ活動概要を発表した。

日産/ニスモは、FIAフォーミュラE選手権とSUPER GTをモータースポーツ活動の二本柱として取り組む。また、NISSAN GT-R NISMO GT3や日産車、日産エンジンで活動を行うチームへの支援をカスタマーレーシング活動として引き続き実施していく。

フォーミュラEには、唯一の日本メーカーとして引き続き、シーズン6に参戦している。日産e.damsチームは、昨シーズン同様、チーム監督はオリビエ・ドリオとグレゴリー・ドリオが務め、フォーミュラE史上最多勝のセバスチャン・ブエミ(スイス)が23号車を、昨シーズンにルーキーオブザイヤーを獲得したオリバー・ローランド(英国)が22号車をドライブ。そして、引き続きチームのリザーブ兼テストドライバーを高星明誠、シミュレータードライバーをヤン・マーデンボローが務め、第5戦マラケッシュe-Prixの後に行われるテストに参加する。

SUPER GT GT500クラスには、今シーズンも4チーム4台の「NISSAN GT-R NISMO GT500」で参戦する。23号車「MOTUL AUTECH GT-R」(NISMO)は松田次生/ロニー・クインタレッリ(伊)、3号車「CRAFTSPORTS MOTUL GT-R」(NDDP RACING with B-MAX)は平手晃平/千代勝正、12号車「カルソニック IMPUL GT-R」(TEAM IMPUL)は佐々木大樹/平峰一貴、24号車「リアライズコーポレーション ADVAN GT-R」(KONDO RACING)は高星明誠/ヤン・マーデンボロー(英)がそれぞれドライブ。総監督はニスモCOOの松村基宏が引き続き務め、本山哲とミハエル・クルムがエグゼクティブアドバイザーとして日産系チームの競争力アップに尽力する。

新車となる2020年型「NISSAN GT-R NISMO GT500」は、ドイツツーリングカー選手権(DTM)との共通技術規則「クラス1」に沿った車両として開発している。新規採用となる両シリーズ共通のサスペンションを最大限に活かす車両セットアップ、安定して高いダウンフォースを発生する新空力デザイン、新エンジン「NR20B」によるエンジン出力の向上とパワーカーブの最適化を目標にブラッシュアップ。さまざまなサーキットに対応し、参戦チームの競争力を高める。

また、ニスモはSUPER GT GT300クラス、ニュルブルクリンク24時間レース、スーパー耐久シリーズをはじめとする世界各地で開催されるレースにFIA GT3規定のNISSAN GT-R NISMO GT3で参戦するチームに引き続き技術支援を行う。さらに日産/ニスモは、プロトタイプカー向けのレースエンジンを引き続き供給し、技術支援を実施。世界各地で開催されるLM P3クラスのレースに出場するチームに2015年から供給してきたVK50エンジンに加え、2020年シーズンから導入されるLM P3規則に対応してVK56エンジンを新規開発し、オレカ社を通じて、ヨーロピアン・ルマン・シリーズやミシュラン・ルマン・カップなど欧州でのシリーズ参戦チームに供給する。

このほか、国内外で行われる参加型モータースポーツでのパーツ供給や技術支援等を通じて、日産車ユーザーのグラスルーツモータースポーツ活動を支援していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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