ヤマハ発動機、EV向けモーターを開発…日高社長「四輪車メーカーへ外販めざす」

ヤマハ発動機 日高祥博 社長
  • ヤマハ発動機 日高祥博 社長
  • ヤマハの電動トライアルバイク「TY-E」(参考画像)
  • ヤマハの小型電動モビリティ「トリタウン」(参考画像)
  • ヤマハ発動機 日高祥博 社長

ヤマハ発動機の日高祥博社長は12月20日、静岡・磐田市にある本社で開いた報道各社とのグループインタビューで、電気自動車(EV)にも対応可能な出力のあるモーターを開発し、四輪車メーカーにも外販する方針を明らかにした。

日高社長は「外販できるモーターを開発している。このモーターはスクーターなどの小型向けの出力ではなく、もうちょっと大きい出力で、四輪車メーカーに使って頂きたいというものを開発している」とした上で、「使って頂けるプロトタイプレベルのものには来年早々には仕上がると思う」と述べ、2020年中にも四輪車メーカーにプロトタイプの提案を始める方針を示した。

EV向けモーターをすでに内製化している四輪車メーカーは多いが、日高社長は「四輪車メーカーがどのようなモーターを造っているとわかった上で、こういうソリューションもあるのではないかというものを出さないと当然、使ってもらえないので、それなりのものを考えてやっている」と自信をのぞかせた。

モーターの具体的な仕様については「高性能、ハイスペックのものというよりは、少し知恵を出したものになる。これはうちの小型の2輪車に使うものではなくて、幅広く、うちの大型二輪から四輪車までカバーできるようなちょっと工夫したモーター、パワートレインを開発した」と述べるにとどめた。

日高社長によると2020年2月頃には詳細を明らかにするとのことだ。

《小松哲也》

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