メルセデスベンツの巻き込み事故防止システム、電動キックボードの検知に効果を発揮…ドイツ

メルセデスベンツのサイドガードアシスト
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メルセデスベンツは11月27日、大型トラック向けの最新の先進運転支援システム(ADAS)の「サイドガードアシスト」が、ドイツで増えている電動キックボードとの衝突事故防止に効果を発揮していると発表した。

サイドガードアシストは、歩行者や自転車の巻き込み事故を防止するための安全装置だ。交差点を曲がる際などに、大型トラックの内輪差ゾーンに入る動く物体や静止物体を検知し、危険が発生した場合には、ドライバーに警告を発する。

サイドガードアシストは車両の側面部分のすべてをモニターし、歩行者や自転車の検出を可能にする。メルセデスベンツによると、視界が制限されている状況下で運転する場合、とくに有効だという。

たとえば、内輪差ゾーンに自転車や歩行者がいる場合、Aピラーの三角形LEDが点灯する。システムが衝突の危険性を検出すると、LEDが赤色に点灯し、スピーカーから警報音が鳴る。さらに、センサーは、トラックの内輪差ゾーンに入る信号機や街路灯なども検出し、衝突を防止することが可能になる。

メルセデスベンツは、このサイドガードアシストが、欧州で増えている電動キックボードとの衝突事故防止に効果を発揮していると発表した。ドイツの都市部では今夏から、公道を走行する電動キックボードが増加した。電動キックボードは大型トラックのドライバーの死角に入りやすいが、サイドガードアシストが、適切に電動キックボードの検知を行う。

《森脇稔》

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