テスラ『サイバートラック』に別デザイン、ライバルEVメーカーが無償提供を申し出

テスラ・サイバートラック
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テスラが11月21日に発表した同社初の電動ピックアップトラック、『サイバートラック』(Tesla Cybertruck)。そのデザインに賛否両論が湧き上がる中、テスラのライバルEVメーカーのトップが、サイバートラックの別デザイン案を無償提供すると申し出た。

これは、米国のニコラモーターの創設者のトレバー・ミルトンCEOが、自身のツイッターで発表したものだ。同CEOは、「テスラがピックアップトラックの顧客に、より幅広くアピールしたいなら、我々が設計したトラックの別デザイン案を無償提供する」と、テスラのイーロン・マスクCEOに呼びかけた。

ニコラモーターは2016年12月、世界初の水素燃料電池パワートレインを積む電動トラック、『ワン』を発表した。テスラの『セミ』のライバルと称されるモデルだ。パワートレインは、ボッシュと共同開発し、ボッシュの「eAxle」をニコラ ワンの電動パワートレインに組み込む。この電動パワートレインは、最大出力が1000hp以上、最大トルクが276kgm以上と、非常にパワフルだ。

テスラが11月21日に発表したサイバートラックは、未来的デザインに賛否両論が湧き上がっている。とくに真横から見た場合、三角形デザインになっているのが特長で、従来のピックアップトラックにはない斬新なデザインを持つ。

ニコラモーターのトレバー・ミルトンCEOが公開したピックアップトラックのデザイン案は、サイバートラックに比べれば、オーソドックスなものだ。米国のピックアップトラックの顧客の多くが、保守的なユーザーと伝えられており、その顧客層を狙ったデザインといえる。

《森脇稔》

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