メルセデスベンツ GLE 新型に頂点、「AMG 63」は612馬力…ロサンゼルスモーターショー2019

「S」は0~100km/h加速3.8秒で最高速280km/h

EQブースト採用

AMGダイナミックセレクト搭載

AMG専用グリル「パナメリカーナ」

最新デジタルコックピット採用

メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC+ 新型
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メルセデスベンツは11月20日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー2019において、新型メルセデスAMG『GLE63 4MATIC+』(Mercedes-AMG GLE 63 4MATIC+)を初公開した。

メルセデスベンツは2018年秋、フランスで開催されたパリモーターショー2018において、新型『GLE』を発表した。ロサンゼルスモーターショー2019で初公開された新型メルセデスAMG GLE63 4MATIC+は、新型GLEの頂点に立つ高性能グレードだ。

「S」は0~100km/h加速3.8秒で最高速280km/h

パワートレインは、直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンを、2個のターボで過給したユニットだ。スポーツカーのメルセデスAMG『GT』譲りのこのエンジンは、最大出力571hp/5750~6500rpm、最大トルク76.5kgm/2250~5000rpmを引き出す。

トランスミッションは、9速の「AMGスピードシフトTCT 9G」。駆動方式は、フルタイム4WDのAMGパフォーマンス仕様の「4MATIC+」で、駆動トルクの可変配分が可能だ。0~100km/h加速4秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を備えている。

「S」の名をもつハイパフォーマンスモデルも設定する。新型メルセデスAMG 『GLE63 S 4MATIC+』では、直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンが、最大出力612hp/5750~6500rpm、最大トルク86.7kgm/2500~4500rpmを引き出す。このスペックは、標準グレードに対して、41hp、10.2kgmパワフルな数値だ。0~100km/h加速は標準グレードより0.2秒速い3.8秒。最高速は30km/h上乗せされ、280km/hでリミッターが作動する。

EQブースト採用

両グレードともに、「EQブースト」を採用する。これは、エンジンと9速ATの間に配置された電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねている。ブースト時には、このモーターが最大で22hpのパワーと25.5kgmのトルクを瞬時に引き出し、加速時などにエンジンをアシストする。

48V電気システムにより、ハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行う。エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と、力強い加速を実現した。48Vまで高められた電気システムにより、動力補助に十分な出力を得ることができる一方、60Vを下回る電圧としたことで、専用の乗員保護機構は不要となる。

また、スターターを従来よりも高出力な電気モーターとすることで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジン始動やアイドリングストップの際の再スタートの快適性を向上させた。アイドリング時には、電気モーターの充電電流を調整することで、エンジン回転数を低回転で安定的に保つことを可能にし、効率性、快適性、静粛性に貢献する。気筒休止システムも採用した。

AMGダイナミックセレクト搭載

電子制御システムに関しては、「AMGダイナミックセレクト」を搭載する。「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ+」、「インディビジュアル」、「レース」(S仕様のみ)、「トレイル」、「サンド」の最大7種類の走行モードが切り替え可能で、エンジンやトランスミッション、サスペンション、エグゾースト、ステアリングなどの制御が変化する。

スポーツとスポーツ+モードは、エンジンとトランスミッションが、スポーティな味付けに。エンジンサウンドも、刺激的な方向に変化する。スポーツ+モードでは、フル加速をサポートするモードだ。シフトダウン時には、レブマッチングが行われる。インディビジュアルモードは、ドライバーの好みに応じて、各セッティングを選択して保存できる。

AMG専用グリル「パナメリカーナ」

新型メルセデスAMG GLE63 4MATIC+では、エクステリアのスポーティさをさらに追求した。メルセデスAMGの専用グリル、「パナメリカーナ」の最新デザインを装着する。

このグリルは、1952年に行われた伝説的レース、「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」において、優勝を果たした『300SL』のレーシングカーに由来するもの。縦基調のグリルデザインが特長になる。フロントバンパーは、空力性能を追求した専用デザインで、リアにはディフューザー付きバンパーが装備された。

最新デジタルコックピット採用

新型には、ドライバー正面のメーター部分と、ダッシュボード中央のモニターを一体デザインとした最新のデジタルコックピットを採用する。

この12.3インチの2つの高精細ワイドディスプレイを、一枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイとした。このディスプレイは、空中に浮かんでいるように見え、インテリアデザインの水平方向の流れを強調する中心要素に。インストゥルメントクラスターとなるこのコックピットディスプレイは、ドライバーの視野に直接入るさまざまな情報を表示する大型ディスプレイと、センターコンソール上方のセンターディスプレイで構成される。

メルセデスAMG専用仕様の「MBUX」(メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)も採用する。「ハイ、メルセデス」と呼びかければ、音声アシストが起動する。

《森脇稔》

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