e-Motorsports「GR Supra GT CUP」、世界一のスープラ使い決定…東京モーターショー2019

e-Motorsports大会「GR Supra GT CUP 決勝大会」(東京モーターショー2019)
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東京モーターショー2019のFUTURE EXPO COUTDOWN SHOW CASEにて10月26日、PlayStation4用ソフトウェア『グランツーリスモSPORT』を用いたe-Motorsports大会「GR Supra GT CUP 決勝大会」が開催された。

「GR Supra GT CUP」は参加者全員がまったく同じトヨタ『スープラ』に乗り、そのタイムを競い合うワンメークレース。4月よりオンライン予選が実施されており、世界中で勝ち抜いた24人のトップドライバーたちが、モーターショーの会場に集結した。

全員が同じマシン、同じセッティングで戦うため、テクニックの差が如実に現れる本レース。決勝大会ではまず2つのチームに分かれて、セミファイナルが行われた。

セミファイナルでは、それぞれのチーム上位6名が入賞となり、ファイナルに進出できる。コースは富士スピードウェイとなり、6週のタイムを競い合うこととなった。

最初に行われたセミファイナルAグループでは、ドイツのミカエル・ヒザル選手が危なげない走りを見せてポールトゥウイン。入賞争いとなる5位のラインで激しい順位争いが繰り広げられていた。

セミファイナルBグループでは、アジア圏、北米南米のメンバーが出場し、日本人選手も6エントリー。比較的クリーンな試合となったAグループと違い、Bグループは激しいトップ争いが繰り広げられ、5周目、6周目では目まぐるしく順位が変動することとなった。結果は1位争いのデッドヒートをすり抜ける形で、トップ集団後方についていた川上奏選手が見事1位を獲得。また、11位スタートながら序盤から好タイムをキープし、最後まで粘りを見せたアメリカのソリス選手にも称賛が送られていた。

いよいよファイナルに進出する12名が決定し、「世界一のスープラ使い」を決めるレースの幕が切って落とされた。コースは「スパ・フランコルシャン」へと移り、ルールにも変更が。ファイナルでは1回のピットインが義務付けられ、ソフトタイヤとミディアムタイヤを使用し、かつどちらも2周以上せねばならない。スピードは早いが摩耗も早いソフトタイヤをどこまで引っ張れるかが勝負の見どころでもある。

ファイナルでもヒザル選手は圧倒的な走りを見せ、一度も後続を寄せ付けない展開に。2位の川上選手も同様で、ヒザル選手を追う形ながら、2位を譲らず安定したペースで周回を重ねていた。しかし表彰台最後となる3位争いが熾烈で、序盤から終盤まで3~6位は団子状態のまま激走を繰り広げていた。結果はファイナル8位スタートながら、見事な走りを見せた宮園拓真選手が3位を獲得。結果として日本人選手2名が入賞という形になった。

「世界一のスープラ使い」となったヒザル選手は優勝者インタビューで「今は疲れたです」と流暢な日本語でコメント。「レース後で混乱していて整理がついてないが、嬉しいし応援ありがとうございます。スープラは乗りやすいし楽しい車。ストレートスピードも早いし、ドリフトもできるし、遊び心もあるマシンだった」と笑顔を見せていた。

最後はステージ上で表彰式が行われ、大会は無事終了。入賞者3名は2019年12月15日富士スピードウェイで行われる「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL」に招待され、改めてその場で表彰式が行われる予定だ。

《二城利月》

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