ホンダ ジャズ 新型、欧州で全車ハイブリッドに---日本のフィットに相当

新世代2モーターハイブリッド搭載

日常シーンの多くをEVのようにモーター走行

高品質で快適なインテリア

ホンダ・ジャズ(フィットに相当) 新型
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ホンダ(Honda)の欧州部門は10月23日、新型『ジャズ』(日本名:『フィット』に相当)を発表した。

新世代2モーターハイブリッド搭載

新型ジャズでは、パワートレインを全車ハイブリッドにしたのが特長だ。新型には、ホンダの新世代2モーターハイブリッドパワートレインテクノロジーを初めて搭載した。ホンダの主力Bセグメントハッチバックの新型では、クラスをリードする快適さとスペースを実現している。

新型ジャズではパッケージングを見直し、高レベルのスペースを追求した。具体的には、ハイブリッドドライブトレインコンポーネントを、シャシーとエンジンルーム内に効率的にレイアウトした。これにより、クラス最高レベルのインテリアスペースを実現しているという。

日常シーンの多くをEVのようにモーター走行

新型ジャズは、新開発の「e:HEV(イー エイチイーブイ)」パワートレインを導入するホンダの欧州ラインアップの最初のモデルになる。e:HEVとは、ホンダの電動化コア技術の2モーターハイブリッドシステムに冠される新たな名称で、モーター走行を中心とした新世代のハイブリッドになる。また、新型ジャズは、将来のホンダのすべての電動パワートレイン車に採用される「Honda e:TECHNOLOGY(ホンダ イーテクノロジー)」の先駆けになるという。

欧州向けのジャズとしては初めて、新型は2モーターハイブリッドパワートレイン搭載車のみをラインナップした。このシステムは、新型ジャズ用に新開発されたもので、スムーズでレスポンスに優れ、ダイレクトな運転感覚を可能にする。ホンダによると、パワフルかつ快適な走行性能と優れた燃費性能を、高いレベルで融合させており、日常シーンのほとんどをEVのようにモーターで滑らかに走行するという。

高品質で快適なインテリア

新型ジャズのデザインは、ひと目でジャズと分かるモノスペースシルエットを進化させたものだ。将来のホンダ車に共通するシームレスかつクリーンなデザイン言語は、新型EVの『ホンダe』で最初に導入された。

新型ジャズのインテリアでは、品質と快適さをテーマに据えた。ホンダによると、まったく新しいインテリアは、Bセグメントで最高レベルの快適さと広さを実現するという。

モダンなインテリアレイアウトには、すっきりした使いやすいインストルメントパネルを採用した。ワイドなセンターコンソールにはアームレストが備わるなど、上級セグメント車の装備を導入している。

フロントシートには、上級セダンへの搭載も見据えて新開発した新世代のボディースタビライジングシートを採用する。身体をしっかり保持する面支持構造とすることにより、長時間ドライブでも疲れにくく、やわらかな座り心地を実現するシート構造とした。

リアシートは先代モデルと同等のシートアレンジとし、大人がストレスなく座れる広さと厚みのあるパッドを採用する。これにより、上級セダン並みの快適な座り心地を追求している。

また、キャビンルームを最大化するために、このクラスでは珍しく、フロントシート下のシャシー中央に、燃料タンクを配置した。これにより、荷物の積載量に応じて、後席を柔軟にアレンジできる「マジックシート」を可能にしている。

《森脇稔》

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