ロシアオリンピックの会場跡地を利用したソチ・オートドロームで開催されているF1第16戦ロシアGPは、28日に公式予選が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が4戦連続、自身6度目のポールポジションを獲得した。 夏休み明けの第13戦ベルギーGPから3戦連続で優勝しているフェラーリは、ロシアでも好調。フリー走行1回目はシャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップタイム。フリー走行2回目こそマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)にトップの座を譲ったが、ルクレールが2番手。フリー走行3回目はルクレールがトップに立ち、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が2番手とフェラーリのワンツー。そして予選もQ1はベッテル、Q2はルクレールがトップタイムを記録してきた。 Q3最初のタイムアタックではルクレールが1分31秒801でトップ。2番手に1分32秒135を記録したベッテルがつけ、フェラーリ有利の状況は変わらず。最後のアタックではベッテルが自身のタイムを縮めるも、ルクレールには及ばず1分32秒053。ルクレールは更にタイムを縮め1分31秒628を記録。その後フェルスタッペンが1分32秒310で3番手に上がってきたが直後にルイス・ハミルトン(メルセデス)が1分32秒030を記録し、ルクレールには及ばなかったものの、フェルスタッペンとベッテルを抜いて2番手に上がってきた。 これで予選は終了。ルクレールは4戦連続、自身6度目のポールポジションを獲得。2番手はハミルトン、3番手ベッテル、4番手フェルスタッペン、そしてバルテリ・ボッタス(メルセデス)が5番手につけた。何度もコースアウトするなど、コース攻略に苦しんでいたアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)は、Q1でクラッシュを喫し19番手。上位進出が期待されたピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)はQ2最後のアタックでミスし、Q3進出まで100分の5秒足らず11番手。ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)はマシントラブルから予選を走行しなかった。 なおホンダ勢は4台ともパワーユニットを交換しており、すべてを交換したクビアトは最後尾スタート、他の3名は一部の交換で5グリッドの降格が決まっている。 F1ロシアGP 公式予選結果 1. シャルル・ルクレール(フェラーリ)/1分31秒628 2. ルイス・ハミルトン(メルセデス)/1分32秒030 3. セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)/1分32秒053 4. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)/1分32秒310 5. バルテリ・ボッタス(メルセデス)/1分32秒632 6. カルロス・サインツ(マクラーレン)/1分33秒222 7. ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)/1分33秒289 8. ランド・ノリス(マクラーレン)/1分33秒301 9. ロマン・グロージャン(ハース)/1分33秒517 10. ダニエル・リカルド(ルノー)/1分33秒661 以下Q2 11. ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)/1分33秒950 12. セルジオ・ペレス(レーシングポイント)/1分33秒958 13. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)/1分34秒037 14. ケビン・マグヌッセン(ハース)/1分34秒082 15. ランス・ストロール(レーシングポイント)/1分34秒233 以下Q1 16. キミ・ライコネン(アルファロメオ)/1分34秒840 17. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)/1分35秒356 18. ロバート・クビサ(ウィリアムズ)/1分36秒474 19. アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)/1分39秒197 --. ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)/No Time