即位の礼、祝賀パレードは センチュリー 改造のオープンカー [新聞ウオッチ]

トヨタ・センチュリーのオープンカー。儀式の際は、「皇」ナンバーを取り付け、ボンネット先頭に天皇旗を設置る。
  • トヨタ・センチュリーのオープンカー。儀式の際は、「皇」ナンバーを取り付け、ボンネット先頭に天皇旗を設置る。
  • トヨタ・センチュリーのオープンカー。儀式の際は、「皇」ナンバーを取り付ける。

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

10月22日の天皇陛下の即位に伴い、天皇、皇后両陛下がパレード「祝賀御列の儀」で使用する車両が完成、その仕様などが明らかになったという。トヨタ自動車の高級車『センチュリー』を特注で改造し、オープンカー仕様にしたもので、9月中にも内閣府に納車されるそうだ。きょうの各紙が写真付きで取り上げている。

それによると、トヨタが2018年に全面改良して市販した3代目センチュリーがベース車両で、車体は全長5.34m、全幅1.93m。1990年11月の平成の時に使った英ロールスロイス『コーニッハュIII』オープンカー(全長5.27m、全幅1.86m)よりやや大きいという。

燃費はガソリン1リットルあたり走行13.6km(JC08モード)。衝突回避、自動ブレーキシステムのほか、後部座席にはサイドエアバッグを装備。また、後部座席が前列よりも4cm高く、背もたれの傾きを25度に固定しているという。朝日によると、「座面の角度などを工夫して沿道からも『(両陛下が)きれいに見えるよう』(皇位継承式典事務局)に工夫がなされている」そうだ。

10月22日のパレード当日は午後3時30分に皇居・宮殿を出発し、約30分かけて赤坂御所に到着。悪天候の場合は10月26日に延期する方針で、延期するかどうかは21日午後6時30分に発表するという。また、26日も悪天候であれば中止となるとしている。

さらに、パレード「祝賀御列の儀」で使用したオープンカーについては、式典後に東京都港区の迎賓館と京都市上京区の京都迎賓館で一般展示するが、展示期間など詳細は今後検討するという。

2019年9月19日付

●韓国訪日客48%減、8月30万8700人、関係悪化響く(読売・1面)

●即位の礼詳細決定、パレード姿見やすく、皇族方和装に限らず(読売・2面)

●米工場に420億円投資、トヨタ、生産態勢強化へ(朝日・9面)

●ジャパンタクシー再び指導、個人情報保護委、改善の遅れ問題視(朝日・6面)

●日野「プロフィア」リコール(朝日・33面)

●曙ブレーキ工業岡山の工場閉鎖、福島は縮小(毎日・7面)

●欧州新車販売、8.4%減、8月、12か月連続マイナス(日経・15面)

●配車パタオ、54億円調達へ、バングラ大手、二輪市場開拓で成長(日経・11面)

●配備遅れた電源車、千葉停電活用3割どまり(日経・39面)

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集