ポルシェ、電動車ならではの静粛性向上へ…Eモビリティに新たな品質管理プログラム

ポルシェ・タイカンの生産ライン
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ポルシェ(Porsche)は、初のEVスポーツカー『タイカン』の2020年の発売に備えて、Eモビリティに新たな品質管理プログラムを導入すると発表した。

ここ数年、エレクトロモビリティの台頭により、車両の駆動システムの静粛性が高くなっている。ポルシェによると、Eモビリティ分野における品質要件は年々、厳しくなっているという。

品質管理を担当する従業員の感覚は、以前はエンジン音に対して研ぎ澄まされていた。しかし、電動車では、風切り音や走行騒音、空調付きシートの内蔵ファンの音が目立つようになってきている。品質管理を担当する従業員には、一定のレベルを維持しつつ、これらの電動車ならではの音を抑制する技量が求められる。

ポルシェは、新たな品質管理プログラムにおいて、エモーショナルな品質を重視する。エモーショナルな品質とは、車両における知覚、外観および音響に関連するものを意味する。

ポルシェは、品質管理プログラムやプロセスに対して、新しいテクノロジーを導入する。ポルシェは、新トレーニングプログラムの開発やプロセスの改変を行い、エレクトロモビリティの次のステップへ準備を進めていく、としている。

《森脇稔》

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