JR東海リニアが2027年開業に暗雲、JR東日本は捏造記事で広報誌休刊へ[新聞ウォッチ]

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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

夏休みに入り、旅行や帰省に新幹線などの交通機関を利用する機会が多くなるが、最近の紙面にも何かと鉄道や航空機関連の話題が目を引く。例えば、きょうの毎日には「リニア27年開業に暗雲」との見出しで、最高速度が500km/hを超え、品川~名古屋間を40分で走り抜けるリニア中央新幹線の2027年開業が危ぶまれているなどと報じている。

南アルプストンネルの静岡工区を巡り、建設を進めるJR東海と静岡県の対立が深まり、本体工事着工のめどが立っていないのが理由で、隣県の愛知県が国に調整を求めるなど、他の沿線自治体も巻き込んだ騒動に発展しているそうだ。

一方、JR東日本は社外向け広報誌『JR EAST』6月号で、過去に取材、掲載した大学教授のインタビューの内容を改変して記事にしていたと発表。旧国鉄の分割民営化でJR東が発足した1987年4月に創刊し、30年以上も発行を続けていた同誌を、7月29日に発売した7月号を最後に休刊を決めたという。

きょうの読売や朝日など各紙が取り上げているが、記事によると、JR東の広報誌は、編集業者の「ケイオフィス」に実際の編集作業を委託。その外注先の編集者が教授にインタビューを断られたため、教授の名前を偽名にし、本人の顔写真も加工して掲載していたという。

いわゆる記事の「捏造」とみられるが、編集に携わる人間にとっては、若手だろうがベテランであろうが、絶対にやってはいけないイロハである。この捏造記事を編集したケイオフィスの代表者は、最近では週刊東洋経済に「豊田章男 - 100年の孤独」を執筆するなど自動車業界にも詳しいジャーナリストの大先輩で、見識の広さと鋭い洞察力では学ぶことも多かっただけに、編集部員のまさかの「捏造」とはいえ、残念でならない。JR東日本新幹線

2019年7月30日付

●JR東広報誌で捏造、休刊へ、過去記事改変し掲載(読売・27面)

●ツアーバス運賃監督強化、国交省、来月から、安全対策費確保へ(読売・28面)

●巻き込み警報搭載トラックに義務化、8トン超の大型、死亡事故の9割(朝日・1面)

●JR東海と静岡県、リニア27年開業に暗雲、対立解消見通せず(毎日・2面)

●札幌 - 釜山運休へ、大韓航空「日韓冷え込み」影響(毎日・22面)

●輸入車カーシェア拡充、ベンツやアルファロメオ(産経・12面)

けいせいたていしプラレール駅●誕生60周年を記念、「プラレール駅」開業、京成立石駅の改札外(東京・20面)

●製造業、3社に2社減益、4~6月、電機・機械が不振(日経・1面)

●NTT・東京メトロ提携、ITで保守や混雑予測(日経・14面)

《福田俊之》

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