JR九州は7月23日、大雨災害により運行見合せが続いていた吉都(きっと)線(都城~吉松)を、8月に再開できる見通しになったことを明らかにした。
同線は6月30日以来の大雨により小林~西小林間で土砂流出が発生。7月4日の段階では「復旧までに相当の期間を要する」として、7月8日から全線でバスによる代行輸送を行なっていた。
7月9日には、現場を視察した沿線の村岡隆明えびの市長らからJR九州に対して復旧の要望書が出されており、これを受けたJR九州鹿児島支社の吉住信哉副支社長は早期復旧を明言。宮崎県の河野俊嗣知事も7月17日の定例会見で、復旧への働きかけを強めていくとしていた。
JR九州では、今後、順調に復旧工事が進めば8月1日に再開できるとしており、その際は代行輸送が終了する。
なお、現在の代行バスは基本的に各駅前広場に停車しているが、東高崎・日向前田・広原・えびの上江・京町温泉・鶴丸の各駅は駅から100~800mほど離れた位置に停車している。