BMWの最新PHV、電動車専用ゾーンを認識して自動的にEVモードに切り替え…2020年から

BMWグループの最新PHV
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  • 都市部の電動車専用ゾーンを認識して自動的にEVモードに切り替えるBMWのシステム搭載テスト車
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BMWグループ(BMW Group)は6月25日、ドイツ・ミュンヘンで開幕した「#NEXT GEN」において、最新のプラグインハイブリッド車(PHV)に、都市部の電動車専用ゾーンを認識して、自動的にEVモードに切り替えるシステムを搭載すると発表した。

BMWグループの最新のPHVシステムは、第4世代となる。BMWブランドでは現在、『2シリーズ アクティブ ツアラー』、『3シリーズ』、『5シリーズ』、『7シリーズ』、『X5』、『X3』などに、PHVを用意している。

例えば、新型『3シリーズセダン』のPHV、「330eセダン」では、最新世代の「BMW eドライブ」技術を搭載する。2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ+モーターのPHVシステム全体で、252hpのパワーと42.8kgmのトルクを引き出す。

新型では「エクストラブースト」モードを採用する。これは、システム全体のパワーを一時的に41hp引き上げ、293hpとするモードだ。この効果で、0~100km/h加速6秒、最高速230km/hの性能を実現する。

また、第4世代の電動パワートレインを搭載するPHVは、バッテリー(二次電池)の蓄電容量を引き上げているのが特長だ。BMWグループによると、EVモードの航続は最大で80kmに到達するという。

BMWグループは、この最新のPHVに、都市部の電動車専用ゾーンを認識して、自動的にEVモードに切り替えるシステムを搭載する。このシステムは、「BMW eDriveゾーン」と命名された。欧州の主要都市において、ゼロエミッション車のみが進入できる環境区域を設定している場合、最新のPHV車はこれを検出する。

検出は、ジオフェンシング技術によって可能になるもの。最新のPHVは、この都市部の電動車専用ゾーンを認識して、自動的にEVモードに切り替える。なお、BMW eDriveゾーン機能は2020年から、BMWグループのPHV車に標準装備される予定だ。

《森脇稔》

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