メルセデスベンツ Aクラス 新型、歴代初のセダンを生産開始

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メルセデスベンツは5月24日、『Aクラスセダン』(Mercedes-Benz A-Class Sedan)の生産を開始した、と発表した。歴代『Aクラス』で、4ドアセダンの設定は初めてとなる。

Aクラスセダンのホイールベースは、2729mm。これはハッチバックの新型Aクラスと同一サイズとなる。ボディサイズは全長4549mm、全幅1796mm、全高1446mm。Aクラスセダンでは、エアロダイナミクス性能を追求した。Cd値は0.22で前面投影面積は2.19平方メートル。メルセデスベンツによると、現行『CLAクーペ』を凌ぎ、量産車で世界最小の前面空気抵抗になるという。

室内空間は、セグメント最高レベルを追求した。後席ヘッドルームは944mm。トランク容量は420リットル、トランクの開口部は950mmの幅を持つ。

欧州向けAクラスセダンのパワートレインには、1.33リットルの直列4気筒ガソリンターボエンジンを設定。最大出力は163hp、最大トルクは25.5kgmを発生する。トランスミッションは7速デュアルクラッチ「7G-DCT」。0~100km/h加速8.1秒、最高速230km/hの性能を発揮する。

この新型Aクラスセダンの量産第一号車が、ドイツ・ラシュタット工場からラインオフした。ドイツ本国でのベース価格は、3万0916ユーロ(約380万円)と発表されている。

《森脇稔》

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