ルノーの人気コンパクト・クロスオーバーSUV、『キャプチャー』次期型の最新プロトタイプを、南ヨーロッパでカメラが捉えた。2014年から日本市場にも投入されている現行モデルだが、初のフルモデルチェンジを迎える。 捉えた開発車両はフルカモフラージュされており、デザインの詳細は不明で、釣り上がるヘッドライトのアウトラインがかろうじて見える程度だ。また巧妙な偽装だが、左フェンダー上部に差込口も確認できる。キャプチャーの給油口は右のため、PHEVモデルの可能性が高い。 このハイブリッドシステムは、日産が開発した1.6リットルガソリンエンジンとルノーグループが開発した「E-Tech」技術を融合したPHEVで、『クリオ』新型に続いての採用となる。クリオより大容量の9.8kWhバッテリーを搭載し、電気走行は25~30マイル(40~48km)が予想されている。キャプチャーは昨年232,733台を世界で販売しているが、電動化でさらなる上積みを狙うのは必至だろう。 他には、ルノー・日産・ダイムラーの共同開発による1.0リットル直列3気筒、及び1.3リットル直列4気筒のターボチャージャーガソリン/ディーゼルエンジや、マイルドハイブリッドディーゼルも予想される。 アーキテクチャには、クリオに続いてルノー日産三菱アライアンスが開発した「CMF-B」プラットフォームが採用され、ホイールベースを延長。居住空間の向上がなされるはずだ。 ダッシュボードには、最新のコネクティビティ技術である、「スマートコクピット」を採用し、タブレットタイプの9.3インチ縦型インフォテインメント・タッチスクリーンが搭載される。また安全技術では、日産の「プロパイロット」の搭載も期待できるかもしれない。 日産技術を満載した「キャプチャー」新型のワールドプレミアは、9月のフランクフルトモーターショーと予想される。
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