NEDOや日産、米国カリフォルニア州でのEV実証事業にチャデモ規格の100kW 超高速充電器を導入

今回カリフォルニアでの実証事業に導入したCHAdeMO規格の100kW 超高速充電器
  • 今回カリフォルニアでの実証事業に導入したCHAdeMO規格の100kW 超高速充電器
  • 充電予約機能の利用イメージ

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)、日産自動車、兼松は、米国カリフォルニア州で2015年から実施している電気自動車(EV)の実証事業に「CHAdeMO(チャデモ)」規格の出力100kW 超高速充電器を導入し、運用を開始した。

超高速充電器の出力は、EV車載電池の受電性能と充電器維持費の効率性を考慮して、従来の既設充電器の2倍となる100kWとした。2019年5月には同様の超高速充電器を1基追加設置する予定。さらに市場の状況に応じて、今後の出力増強も視野に入れる。

これとあわせて、2017年11月から現地のEVドライバー向けに提供しているスマートフォンアプリ「DRIVEtheARC」に、新たに充電ステーションでの充電予約機能を追加し、提供を開始した。同アプリから特定の充電器での事前予約を可能とすることで、充電時の混雑緩和を図るとともに、充電器の予約から利用までのEVドライバーの行動を分析することで、EVの快適な利用環境と利用距離延伸の可能性を探る。

また今後、日産自動車と兼松は、実証事業で得た情報を通じて、EVのリアルタイムデータの蓄積やビッグデータビジネスの検討を進める。

《丹羽圭@DAYS》

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