中国吉利ホールディンググループ(以下、ジーリー)の新ブランド、「Lynk & Co」初のハッチバックモデル『04』市販型プロトタイプを、フィンランドで捉えた。これまでのマスキングされた開発車両から一転、市販型デザインが露出している。
同ブランドは、これまでSUVの『01』、クロスオーバーの『02』、セダンの『03』と発表しており、「04」は第4のモデルとなる。
開発車両のフロントエンドには、各モデル共通の丸型ヘッドライト、フォグランプ、グリル、テールライトなどが見てとれる。ルーフは流行りのクーペスタイルではないが、ルーフスポイラーへ続く直線ラインはスポーティなイメージだ。
プラットフォームには、同ブランド傘下であるボルボ『XC40』から流用される「CMA」(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャ)を採用している。
パワートレインは、ボルボ製の1.5リットル直列4気筒ターボチャージャーや最高出力250psを発揮する2リットル直列4気筒ターボチャージャーのほか、PHEVも設定される。EV走行距離は50マイル(約80km)と噂されており、実現すれば、ライバルと想定されるVW『ゴルフGTE』の45kmを大きく更新する。
ワールドプレミアは2019年秋以降が見込まれている。