JR北海道が新たな観光列車を導入へ…キハ40形とキハ261系5000番台 2019-20年

キハ261系5000番台(仮称)「はまなす編成」のエクステリアイメージ。
  • キハ261系5000番台(仮称)「はまなす編成」のエクステリアイメージ。
  • キハ261系5000番台(仮称)「ラベンダー編成」のエクステリアイメージ。
  • キハ261系5000番台(仮称)2~5号車のインテリアイメージ。向い合わせ可能なテーブルを設置し、車内WiFiのほか、全座席に電源コンセントを装備。
  • キハ261系5000番台(仮称)1号車のインテリアイメージ。フリースペースで、大型テーブルを備える。
  • キハ40形「山紫水明」の「紫水」号のエクステリアイメージ。紫色をベースに、海や雪の結晶、星の模様を配し「凛としたたたずまいに華やかさを感じられるデザイン」とする。
  • キハ40形「山紫水明」の「山明」号のエクステリアイメージ。広い大地をイメージする緑色をベースに、山々や樹木、パッチワーク畑の模様を配し、「雄大さを感じられるデザイン」とする。
  • 「山紫水明」のインテリアイメージ。同じくキハ40形を改造した先発の観光列車「北海道の恵み」シリーズのイメージを踏襲し木材を使用。木製テーブルも設置し、豊かな自然と爽やかさを演出する。

JR北海道は2月14日、独自に新たな観光列車を運行すると発表した。

すでにJR北海道では、2018年7月に国土交通省から受けた「事業の適切かつ健全な運営に関する監督命令」のなかに観光列車の充実を図ることが盛り込まれていたことに対応して、JR東日本のトロッコ列車「びゅうコースター風っこ」を7~9月に、東京急行電鉄(東急)の観光列車「THE ROYAL EXPRESS」を2020年5~8月に運行する計画になっている。これらとは別に、独自の観光列車としてキハ40形気動車の改造車と261系5000番台(仮称)特急型気動車を新たに運行する。

キハ40形の観光列車は「山は日に映えて紫色に見え、川の水は澄んで清らかであること」を表わす「山紫水明(さんしすいめい)」の名が付けられ、「紫水(しすい)」「山明(さんめい)」からなる2両編成となる。9月頃の運行開始が予定されている。

また、261系5000番台は『スーパー北斗』『スーパーとかち』に使用している261系1000番台をベースにした新製車で、2020年秋を目途に5両編成2本が登場する予定。内外装のデザインや一部設備を変更し、イベントや食事に利用できるフリースペースを設置。それぞれ「はまなす」編成、「ラベンダー」編成とする計画。観光列車としての用途以外にも、繁忙期の臨時列車や定期列車の代替車としても使用することを想定した多目的な車両になるという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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