独自動車大手3社、トランプ大統領と会談…BMWは新工場建設を検討中と発表

会談を終えて記者団の取材に応じるVWのヘルベルト・ディースCEO(向かって左端) (c) Getty Images
  • 会談を終えて記者団の取材に応じるVWのヘルベルト・ディースCEO(向かって左端) (c) Getty Images
  • 会談を終えて記者陣の取材に応じるダイムラーのディーター・ツェッチェCEO (c) Getty Images
  • BMWグループの米国スパータンバーグ工場 (c) Getty Images

米国のトランプ大統領は12月4日、ドイツ自動車大手3社の首脳を米国ワシントンのホワイトハウスに招待し、会談を行った。

ホワイトハウスに招待されたのは、フォルクスワーゲングループ、ダイムラー、BMWグループの3社だ。フォルクスワーゲングループからはヘルベルト・ディースCEO、ダイムラーからはディーター・ツェッチェCEO、BMWグループからはニコラス・ピーターCFO(最高財務責任者)が出席した。

トランプ政権は、輸入車に対する追加関税を検討している。このタイミングで行われたトランプ大統領と3社の首脳との会談では、3社は米国への新たな投資計画などについて説明し、米国での現地生産の拡大に意欲を示したという。

BMWグループは会談後、声明を発表した。BMWグループの米国の生産拠点が、サウスカロライナ州のスパータンバーグ工場だ。BMWグループは2021年までに、スパータンバーグ工場に6億ドルを追加投資し、BMW の次世代「Xモデル」の生産に備えると発表している。

さらに2021年までに、スパータンバーグ工場で1000人の追加雇用を創出し、従業員を1万1000人に増やす計画だ。米国において、パワートレインの新工場の建設を検討していることも明らかにしている。

《森脇稔》

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