SUBARU(スバル)は7月9日、SBIインベストメントと共同で、国内外の有望なベンチャー企業を投資対象とするプライベートファンド「スバル-SBI イノベーションファンド」を設立した。
スバルは、自動車と航空宇宙事業で顧客に共感され信頼される存在になることを目指しており、7月10日に新中期経営ビジョン「STEP」を発表した。その中で、モビリティ社会における価値観変化に柔軟に対応するためには、従来の延長線上の技術・商品を突き詰めるだけでなく、新しいビジネスや技術にチャレンジすることが必要不可欠であると認識。知見を外部から積極的に集め、社内知見と合せてイノベーション創生にチャレンジする仕組みとして、スバル-SBI イノベーションファンドを設立した。
SBIインベストメントは、SBIグループのアセットマネジメント事業における中核的企業で、「新産業クリエーター」として、IT、バイオ・ヘルスケア、環境エネルギー分野、FinTech等の次世代の成長分野のベンチャー企業に累計4200億円(2018年3月末)の投資を行っている。新ファンドでは、スバルの既存事業分野および新規分野において事業シナジーが見込まれる国内外のベンチャー企業を対象に、運用期間を5年、100億円規模の投資を実施する計画だ。