BMW M8 レーサー、最新LEDライト搭載…「ルマンの夜を昼間に変える」

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BMW M8 GTE
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BMWは6月7日、ルマン24時間耐久レースに参戦する新型レーシングカー、BMW「M8 GTE」に、モータースポーツ用に専用開発した最新のLEDライト技術を採用すると発表した。

M8 GTEは、新型BMW『8シリーズクーペ』の高性能グレード、『M8』がベース車両。M8の市販車は、2018年内に登場する予定。BMWはこのタイミングに合わせる形で、WEC(世界耐久選手権)とその一戦のルマン24時間耐久レースに、M8 GTEを投入する。M8 GTEは、WECのLM-GTEクラスにエントリーし、フェラーリ、ポルシェ、アストンマーチンなどと同じカテゴリーで争う。

M8 GTEのパワートレーンは、レギュレーションにより、排気量4.0リットル(3981cc)のV型8気筒ガソリンターボを搭載。最大出力は500hp以上を引き出す。シリンダーブロックとシリンダーヘッドは、市販車向けエンジンのものを使用する。トランスミッションは6速シーケンシャル。車体には、CFRP(カーボンファイバー強化樹脂)を使い、軽量化を追求。フロントリップスポイラー、サイドスカート、大型リアウイングなどのエアロパーツによって、空力性能を引き上げた。

BMWは、このM8 GTEのルマン24時間耐久レース参戦に際して、最新のLEDライト技術を採用すると発表。オスラムと共同開発。「ルマンの夜を昼間に変える」をテーマに、最新のLEDライト技術をM8 GTEに搭載する。

メインヘッドライトのそれぞれには、非常にコンパクトで明るい6つのLED「オスロンブラックフラットS」の3チップバージョンを使用。補助ヘッドライトには、「オルスターヘッドランプ」を装着。シームレスな白色光で前方を照らす。BMWは、モータースポーツ専用に開発されたライトシステムは、今回が初めて、としている。

《森脇稔》

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