【ニュル24時間】バラエティに富んだ参加車両もレースの醍醐味

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KTM X-BOW(クロスボウ)。「Cup-X」というX-BOWのカップカーのみを対象としたクラスに分類される。
  • KTM X-BOW(クロスボウ)。「Cup-X」というX-BOWのカップカーのみを対象としたクラスに分類される。
  • フォード・マスタング。アメ車の参戦はきわめて珍しい
  • ランボルギーニ・ウラカン。スーパーカーも少数派だが、見た目の華やかさはさすが。
  • レクサスLC。「トヨタ社内チーム」で参戦。
  • ルノーのワンメイクレース専用車両R.S.01。日産GT-R用のV6ターボエンジンをチューニングしてミッドシップに搭載している。
  • カーコレクターが“公道も走れるレースマシン”としてオリジナルで制作したSCG003c。総合上位に食い込む速さを見せる。
  • ヒュンダイi30。「TCR」というリーズナブルなツーリングカーレース用車両のカテゴリーに参戦。
  • トヨタ86GT。今年の決勝には5台が出走。もっとも台数の多い日本車だ。

「世界最大の草レース」ともいわれるニュルブルクリンク24時間耐久レース。現在はワークスチームが最新マシンを持ち込んで総合トップ争いをするが、もともとはアマチュアレーサーが多く参加するローカルレースだったからだ。いまでも一般の参加者に対して広く門が開かれている。

参加車両の多さもこのレースの特徴で、今年の決勝出走車両はなんと147台。約25kmととんでもなく長いコースで戦うニュル24時間レースだからこなせるが、通常のサーキットでは考えられない(コース内で大渋滞が起きてしまう)台数である。

総合トップを争うのは例年ポルシェ911やメルセデスAMG GT、アウディRS、そしてBMW M6などのSP9クラス(FIA GT3車両)の最新ハイパワーマシン。いっぽうで、147台もの車両があれば珍しいクルマや少数派もあり、それらの走りを見るのもニュル24耐の醍醐味だ。

総合上位を目指すランボルギーニ『ウラカン』やKTM『X-BOW』などに交じり、トヨタ『カローラ』、そして年季の入ったオペル『マンタ』などもありとにかく見ていて飽きない。いずれにせよ、カローラや古いマンタが最新のハイパワーレースマシンに交じって走るのだから凄いレースだ。

《工藤貴宏》

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